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「国立公園Walker」バックナンバー

0542013.10.22UP見どころ溢れる秋の十和田湖

フットライトの点灯式

乙女像前での点灯式
乙女像前での点灯式

 青森県の学校の夏休みが始まる直前の7月19日、十和田湖畔休屋の乙女の像から秋田県境までソーラーフットライトが設置されました。湖畔歩道約1,100mに213基、約5m間隔で十和田湖畔遊歩道を連なり、優しい光が足元を照らします。エコなソーラーエネルギーを使っているので、電気代もかかりません。
 大震災と福島原発事故の風評被害で、観光客の落ち込みが大きい十和田湖としては、久々に湖畔に明るいニュースだと、十和田市長や地元の皆様が盛大に喜ぶ大きなイベントとなりました(ライトなだけに明るい話題に)。
 7月22日の夜には、盛大に乙女の像の前で点灯式が行われ、観光汽船では夜のクルージングで湖からフットライトを堪能しようという特別イベントも催行されました。十和田湖畔関係者100人以上の笑顔が集まる賑やかなイベントになりました。

広場前フットライトと船のライトアップ
広場前フットライトと船のライトアップ

対岸からのフットライト
対岸からのフットライト

 フットライトが設置された遊歩道は、ホームページや、ホテルのフロント等で、9月30日まで愛称を募集していました。
 200通を優に越える応募が集まり、多くの方は乙女の像建立60周年記念事業の一環でもあることから「乙女」の名前を付けた名称がキーワードになっていました。名称が決定しましたら、自然公園財団十和田支部のホームページ(http://www.bes.or.jp/towada/)で発表させて頂きます。

日中のフットライト
日中のフットライト

夕方のフットライト
夕方のフットライト


ブルーのLEDを湖畔に敷設
ブルーのLEDを湖畔に敷設

 今回ソーラーフットライトを設置できなかった、反対側の約200mの歩道にも同じように、ガラス製で浮き球仕様のフットライト設置し、湖畔をより一層明るく照らすことを計画しています。イベント等の開催時には、ブルーのLEDを湖畔に敷設しソーラーフットライトとの相乗効果を図るとともに、遊歩道周辺に愛の鐘や白いブランコ、ベンチを設置して、湖畔を賑やかに盛り上げていこうと考えております。
 また、星空観察会、津軽三味線ライブ、遊覧船ではフットライトを観賞しながらのナイトクルージングなども企画していきたいと思っています。

十和田湖の紅葉情報

奥入瀬渓流
奥入瀬渓流

 十和田湖の紅葉は、その年の気温にもよりますが10月初旬に外輪山の最高地点の標高1000mから始まります。標高400mの湖畔には10月20日?25日頃、奥入瀬渓流はそれより2?3日遅れます。
 紅葉する樹木の代表は、ナナカマド、ハウチワカエデ、アカシデ、オオヤマザマクラです。黄葉する樹木はカツラ、イタヤカエデ、オオバクロモジ、トチノキです。奥入瀬渓流は河畔林が多く、流域周辺には紅葉が少なく黄葉が主体となっています。
 十和田湖畔の紅葉を楽しむには、なんと言っても遊覧船が一番お勧めです。晴れた日には、瑠璃色の湖に外輪山の紅葉が映しこまれ、また、高さ200?300mの外輪山の紅葉の絶壁はどの場所も樹木の種類によって彩りが違い、見飽きることはありません。
 昨年の秋は、晴れた日が多く、一日の気温差があり、台風被害もなく、ここ5?6年では一番赤が多く見事な紅葉でした。ぜひ皆さんに、紅葉の十和田湖クルーズと奥入瀬渓流ウォークを楽しんでいただきたいと思います。
 自然公園財団十和田支部では11月4日(月)に「十和田湖ぐるっと4時間、名残の紅葉クルーズ」も企画しております。こちらもぜひご参加ください。

旧かんこ台展望台から
旧かんこ台展望台から

十和田八幡平国立公園十和田地域図
十和田八幡平国立公園十和田地域図


自然公園財団十和田支部・工藤政弘

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  1. 001「新緑の上高地」 -花々との競演-
  2. 002「白色に染まる栂平(つがだいら)」
  3. 003「釧路川をカヌーで下る」
  4. 004「美笛の滝を訪ねる」
  5. 005「小田代原の草紅葉」
  6. 006「草津白根の秋」
  7. 007「みちのくのリゾートで湯治」
  8. 008「高千穂峰のご来光」
  9. 009「冬の瞰湖台(かんこだい)を歩く」
  10. 010「知床の流氷」
  11. 011「箱根仙石原 ススキ草原を守る野焼き」
  12. 012「迫力満点の鳴門の渦潮を見る」
  13. 013「宮崎・えびの高原のミヤマキリシマ」
  14. 014「新緑の中で足湯」
  15. 015「大山の高山植物群落を訪ねる」
  16. 016「洞爺湖有珠山ジオパークの魅力」
  17. 017「秋の砂丘をゆく」
  18. 018「秋の雲仙」
  19. 019「川湯のハイマツ」
  20. 020「冬の大沼国定公園」
  21. 021「阿寒湖氷上のスノーシュー散策」
  22. 022「阿蘇の野焼き」
  23. 023「吾妻の春を告げる雪うさぎ」
  24. 024「青い水がめ・支笏湖(しこつこ)」
  25. 025「奥日光ののんびりスポット」
  26. 026「仙石原湿原の初夏」
  27. 027「雲海と夕景と朝日・夏の十和田湖」
  28. 028「知床五湖・転換期のメッセージ」
  29. 029「秋の鳴門」
  30. 030「高千穂河原周辺情報」
  31. 031「上高地の野鳥」
  32. 032「草津の森をスノーシューで歩く」
  33. 033「新燃岳噴火を乗り越えて…冬のえびの高原」
  34. 034「冬の登別観光」
  35. 035「歩いて楽しむ雪の八幡平」
  36. 036「春遠し 摩周湖」
  37. 037「鳥取砂丘の地形・地質を楽しもう!」
  38. 038「カルデラ地形を望む 阿寒岳の登山!」
  39. 039「大沼国定公園のもう一つの魅力」
  40. 040「浄土平でスターウォッチング」
  41. 041「ジオパークを目指す箱根」
  42. 042「大山(だいせん)のお楽しみ」
  43. 043「秋の阿蘇草原」
  44. 044「支笏湖が創る芸術作品「しぶき氷」」
  45. 045「奥日光で「雪」を楽しむ!」
  46. 046「冬のTOYA(洞爺)」
  47. 047「雲仙の春」
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  49. 049「阿蘇の草原とあか牛」
  50. 050「火山×ミヤマキリシマ in 高千穂河原」
  51. 051「阿寒カルデラで楽しいのって、いつなの?  今でし…!? いいえ通年です」
  52. 052「白根山でリンドウを楽しもう。」
  53. 053「上高地、色彩の秋から初冬へ」
  54. 054「見どころ溢れる秋の十和田湖」
  55. 055「知床五湖の原生林と開拓の歴史?自然保護の歩み」
  56. 056「八幡平 雪の世界」
  57. 057「冬こそ!砂丘へ行こう!」
  58. 058「雄大な鳴門海峡の自然現象」
  59. 059「大山の森を巡って」
  60. 060「「南北海道国立・国定公園巡りスタンプラリー」にご参加を。」
  61. 061「箱根は隠れた鳥の楽園!?」
  62. 062「『今だけ』がいっぱい!戦場ヶ原ハイキングのススメ」
  63. 063「霧降高原は今…」
  64. 064「晩夏の普賢岳新登山道を歩く」
  65. 065「洞爺湖有珠山ジオパークのサイト維持活動」 -旧とうやこ幼稚園の価値を、自分たちで守ろう!-
  66. 066「秋の浄土平」
  67. 067「阿寒国立公園指定80周年」
  68. 068「高千穂河原からの便り」
  69. 069「上高地の開山準備」

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