2025年8月、世界農業遺産に新たに認定された島根県奥出雲地域では、荒廃した土壌を再生した農林畜産システムが評価されました。この地域でかつて行われていた製鉄法を何という?
ヒント:○○○製鉄(ひらがなでお答えください)
たたら製鉄
奥出雲地域は、江戸時代から「たたら製鉄」が営まれていました。砂鉄採掘に用いた水路やため池は農業用に再利用され、採掘跡地の養分のない痩せた土壌は、ソバを蒔いたり和牛の堆きゅう肥を施用したりして改良されてきました。このようにして、何世紀にもわたって地域住民が管理してきた灌漑用水路によって、荒廃した土壌は潤された棚田へと生まれ変わりました。
和歌山県有田・下津地域は、ある果物の栽培システムが世界農業遺産として認定されました。その果物とは?
ヒント:うんしゅう○○○(ひらがなでお答えください)
みかん
和歌山県有田・下津地域の山間地域では、400年以上にわたり、農家が代々うんしゅうみかん(Citrus unshiu)を栽培してきました。石積み階段園みかんシステムは、急斜面とこの地域の湿潤な亜熱帯気候に適応した階段式果樹園の上に築かれています。
イタリアの急峻な石積みの段々畑はユネスコ世界遺産に登録されているとともに、世界農業遺産に認定されています。その地名とは?
ヒント:世界一美しい、○○○○○海岸
アマルフィ海岸
アマルフィ海岸の石積みで築かれた段々畑は、浸食を防ぎ、土地を安定させ、水と温度の調節に役立ちます。この地域では、1ヘクタールあたり最大800本のレモンの木が植えられており、低投入・無農薬の農法で最大35トンの収穫量を上げています。
2025年7月に世界農業遺産に認定された韓国・只族(ジジョク)海峡の伝統的な漁業システムは、竹製の堰堤(えんてい)を用いてある魚を漁獲していますが、その魚とは?
ヒント:アンチョビといえばこの魚
カタクチイワシ
韓国の只族(ジジョク)海峡の潮汐地帯では、竹製の堰堤を用いてカタクチイワシを漁獲する竹防廉(チュクバンリョム)漁業システムが採用されています。このシステムは、燃料消費、混獲、生息地への被害なしに漁獲でき、伝統的な生態学的知識と半農業的な沿岸生活様式を反映しています。
ポルトガルの「セルパ丘陵のモンタード農林牧畜システム」も世界農業遺産に認定されましたが、そこに生息する絶滅危惧種とは?
ヒント:○○○○オオヤマネコ(カタカナでお答えください)
イベリアオオヤマネコ
ポルトガル南部に位置するモンタード・ダ・セーラ・デ・セルパは、ヨーロッパ最古の農林牧畜システムの一つとして際立っており、コルクガシとトキワガシの森林が、卓越した生態学的配慮をもって管理されています。120種以上の鳥類、森林のキノコ、そしてイベリアオオヤマネコやクロハゲワシといった絶滅危惧種を含む豊かな野生動物の生息地にもなっています。
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