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シリーズ 地域の健康診断 レポート一覧

NEW ENTRY

新たな福祉コミュニティ
0542024.03.12UP
新たな福祉コミュニティ
最近耳にするようになった「シニアレジデンス」をご存じだろうか。いわゆるサービス付き高齢者向け住宅(サ高住)は、バリアフリ......
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0532024.01.16UP
夢にチャレンジできるまち、実現できるまち
夢にチャレンジできるまち、実現できるまち
池袋から特急電車で73分と好アクセスでありながら、大自然に囲まれた横瀬町は埼玉県西部の秩父市の隣にあり、石灰岩を産出する武甲山の登山の玄関口としても知られています。人口8,000人弱の小さな町ですが、「日本一歩きたくなる町プロジェクト」を掲げたPRで、美しい景観や街並みの“まちまるごと”を活かしたウォーキングが注目され、観光客が来ています。...[続きを読む]
0522023.10.03UP
廃校活用の可能性と持続可能な社会への貢献(2)
廃校活用の可能性と持続可能な社会への貢献(2)
全国で小中学校の様々な廃校活用の事例がありますが、最近は都道府県の中では中高一貫教育校やSSH(スーパーサイエンススクール)など、新たな特色を出して生き残る道を探るところがあります。ただ、高校の統合などで、休廃校が高校という大型の教育施設に及ぶ状況になっています......[続きを読む]
0512023.08.01UP
廃校活用の可能性と持続可能な社会への貢献(1)
廃校活用の可能性と持続可能な社会への貢献(1)
近年、教育施設が子どもの減少を理由に閉校を余儀なくされています。 平成の大合併が始まるまで、学校統合による閉校や廃校は地方自治体における「パンドラの箱」でした。自治体トップが学校を減らすと一言でも漏らしただけで、次の選挙で落選したからです。...[続きを読む]
0502023.04.11UP
地域丸ごと地球の学び舎
地域丸ごと地球の学び舎
長崎県対馬は日本海の玄界灘に位置し、2万7千人が暮らす国境離島です。古事記の国産み神話で「大八島国」の1つ「津島」と表記され、魏志倭人伝にも倭の一国「対馬国」としての記述が見られるなど、古来より有名な島であったことがわかります。...[続きを読む]
0492022.12.20UP
地産地消エネルギーで地域自立する
地産地消エネルギーで地域自立する
COP27の「気候行動ネットワーク」で日本は「化石賞」を贈られ、COP26からの不名誉な連続受賞となりました...[続きを読む]
0482022.09.20UP
小田原なりわいツーリズム
小田原なりわいツーリズム
小田原と言えば、歴史好きには小田原城や小田原評定を連想する方が多いでしょう。「小田原提灯ぶら下げて♪」の歌を思い出す方、食いしん坊の方はカマボコが浮かぶ方もいるでしょう...[続きを読む]
0472022.06.14UP
廃校活用の未来
廃校活用の未来
厚生労働省が6月に発表した2020年の人口動態統計によれば、1人の女性が生涯に産む子どもの数を示す合計特殊出生率が1.34となり、5年連続の低下している状況です。...[続きを読む]
0462022.03.29UP
地域の価値創造
地域の価値創造
2020年以降、新型コロナウイルスの影響により、オーバーツーリズムと言われたインバウンドは消滅し、国内旅行も緊急事態宣言やまん防により、地方の観光は壊滅的な打撃を受ける一方で、ワーケーションなど、新たな旅のトレンドがいくつか生まれてきた。...[続きを読む]
0452021.12.21UP
ヒトを呼ぶパワー(後編)
ヒトを呼ぶパワー(後編)
交通に不便な山村では、子どもが高校へ通う年代になると街に出て行き、後に残るのは空き屋と遊休農地という傾向が昭和以降から今も続いています。地域の子どもを減らし、担い手を減らして、何を獲得したのでしょうか。...[続きを読む]
0442021.10.19UP
ヒトを呼ぶパワー(前編)
ヒトを呼ぶパワー(前編)
長野県飯田市で1998年より始めたワーキングホリデーいいだ。当時、若い世代を中心に都市部から地方へ移住しようとする「田園回帰」の潮流が見えていました。新幹線沿線(東海、北陸、東北)で都内に1時間以内で到達するエリアにIT系を中心としたベンチャー企業を興す若者の東京脱出が見受けられたのです。...[続きを読む]
0432021.07.20UP
アフター・コロナの処方箋は地域のダイエット
アフター・コロナの処方箋は地域のダイエット
昨年、東京五輪の延期が決定されたとき、五輪が非常事態宣言下で行われるなど誰が想像したでしょう。コロナワクチンの接種が進めばと言う淡い期待は、供給の滞りで見事に消し飛んでしまいました。そのコロナワクチンも抗体は永久ではなく、多くの国民が接種できれば収束に向かうわけでもなく、ずっとマスク着用の「新たな生活様式」は、これからの日常生活になるかもしれません。...[続きを読む]
0422021.05.06UP
ワーケーションは地域を救えるか
ワーケーションは地域を救えるか
「ワーケーション」とは、「Work(仕事)」と「Vacation(休暇)」を組み合わせた造語で、普段の職場とは異なるリゾート地や地方等で、テレワークによる業務をしながら、休暇取得等を行う仕組みです。 政府主導の「働き方改革」が 難航する中で、2020年7月、当時の菅官房長官(現首相)が言及したことで、一躍トレンドワードになりました。 ...[続きを読む]
0412021.01.26UP
二人の未来は続いてゆく
二人の未来は続いてゆく
瀬戸内海の中央に位置する大三島(おおみしま)は面積65.63km2で、古くは海上交通の中心でした。広島県と愛媛県を繋ぐ「しまなみ海道」が開通し、美しい橋梁の織り成す景観を自転車で探訪できるようになり人気を集めています。 また2600年以上の歴史を持つ大山祇(おおやまづみ)神社には多くの国宝、重要文化財があり、多くの善男善女が訪れています。近くにもパワースポットになりそうな不思議な木があり、まだまだ潜在資源が山ほどありそうで「神の島」と呼ばれることに納得するばかりです。 ...[続きを読む]
0402020.09.01UP
MaaSがもたらす未来
MaaSがもたらす未来
 MaaS(Mobility as a Service)とは、あらゆる交通手段を統合し、ワンストップで予約・決済・利用できるようにする移動サービスの概念です。  国土交通省の「新モビリティサービス推進事業」がスタートしたこともあり、大都市から中山間地など様々な地域で実証実験が花盛りです。...[続きを読む]
0392020.05.19UP
コロナ禍後の未来(2)
コロナ禍後の未来(2)
 地域の健康とは「個人や家族の健康」と「コミュニティの健康」「経済・雇用の健康」のバランスで成り立っており、住民生活はその重なり合うなかに住民生活が営まれています。  しかし現在はあらゆる場面での分断が進み、いつ自分に降りかかるかもしれないコロナ禍に利己的になり、地域は疑心暗鬼で信頼関係が薄らいできています。...[続きを読む]
0382020.05.12UP
コロナ禍後の未来(1)
コロナ禍後の未来(1)
 世界はグローバルの名の元に、科学技術の向上でインターネットやサプライチェーンほか様々な関係性で繋がってきました。人々の距離もどんどん近づいていく中で、突然コロナウイルスという一つのウイルスが全世界に拡散し、パンデミックやロックダウンで生活を崩壊され、人々は死の恐怖に怯え、為す術もなく家に籠もらざるを得なくなりました。...[続きを読む]
0372020.02.18UP
インバウンドの苦悩
インバウンドの苦悩
 中国の武漢市から始まった新型肺炎は、春節の大移動で拡大していきました。中国から多数の訪日客が訪れるシーズンと重なった日本の観光地では、来るはずの客が来ないことで閑古鳥が鳴く地域も発生し、悲鳴を上げています。...[続きを読む]
0362019.10.29UP
おいしい田舎「のどか牧場」
おいしい田舎「のどか牧場」
 山の上の養鶏場で、ほんの数席しかない直売所から始まった熊本の「コッコファーム」は、国道沿線上に大きな道の駅「たまご庵」をつくり、たくさんのお客様を相手にするようになりました。  鳥取県八頭町の「大江の郷自然牧場」は、代表が自然卵を鳥取市内で手売りしていたところから、現在は「ココガーデン」をつくって県内外からお客様が押し寄せる八頭町の観光の各施設になっています。 ...[続きを読む]
0352019.08.20UP
アニメ・ツーリズム
アニメ・ツーリズム
 京都アニメーション(以下・京アニ)の放火により34名の尊い命が奪われました。心からお悔やみを申し上げます。この京アニは「けいおん!」「涼宮ハルヒの憂鬱」などテレビアニメで丁寧な作画や演出力から「京アニクオリティー」と呼ばれていました。 その京アニが2007年に制作した埼玉県久喜市を舞台とする「らき☆すた」は聖地巡礼による町おこしの成功例の一つとされます...[続きを読む]
0342019.05.28UP
日本のアマルフィの石垣景観を守る取り組み
日本のアマルフィの石垣景観を守る取り組み
伊方町は、宇和海と瀬戸内海に挟まれた日本で一番細長い佐田岬半島に位置します。半島の背骨を貫く国道197号は、メロディーラインと呼ばれ、車の走行振動で「みかんの花咲く丘」などを奏でます。...[続きを読む]
0332019.02.26UP
福祉分野が雇用と関連ビジネスの宝庫になる
福祉分野が雇用と関連ビジネスの宝庫になる
 「今の場所に保育園があるから我が子を預けてパートに行けるが、遠くなれば仕事を辞めないといけない」  これでは「女性の活躍」どころか、共働きさえできない貧困家庭づくりになりかねません。  「学校にいく年齢になったので、自分が生まれ育った環境の良い田舎に引っ越してきたが、学校が無くなればUターンした意味が無くなる」  と、ふるさとに未来を託せない話も聞きました。...[続きを読む]
0322018.11.28UP
遊休資産が素敵に生まれ変わる
遊休資産が素敵に生まれ変わる
 活用すべき資源は山ほど足下にあるにも係わらずバブル期のような旧態依然の箱モノ行政を進めるところがありますが、一方でそうした自治体では若者が転出し、少子高齢化、人口減が止まりません。歯が一本抜けると隣の歯に影響が出て抜け、体全体の不健康の要因となるように、商店街で一つの店舗がシャッターを下ろすことは、たった一つの店舗でも、街の魅力が落ちて次第に閉店連鎖が始まります。つまり商店街が病気になるのです。...[続きを読む]
0312018.08.28UP
一人の覚悟で村が変わる
一人の覚悟で村が変わる
 2017年の京都府山城地域12市町村の観光入り込み客数が伸びています。特に南山城村は3倍以上増えて約87万人となっています。牽引役を果たしているのが、昨年4月に開設し、63万人の来客がある道の駅「お茶の京都みなみやましろ村」です。...[続きを読む]
0302018.06.05UP
真鯛養殖日本一の愛媛県の中核を担う、宇和島の鯛(愛媛県宇和島市遊子水荷浦)
真鯛養殖日本一の愛媛県の中核を担う、宇和島の鯛(愛媛県宇和島市遊子水荷浦)
 現在の「宇和島の鯛」は、配合飼料や養殖場の環境向上を進めてきた結果、脂ののり具合が天然鯛と遜色のなく、真鯛の養殖で日本一の愛媛県の中核を担うエリアとなっています。  宇和海は太平洋からミネラルや栄養を豊富に含む黒潮が流れ込む豊かな漁場です。...[続きを読む]
0292018.03.06UP
農泊を再考する
農泊を再考する
 2017年の訪日外国人旅行者数が約2,869万人となり、韓国や中国などアジアを中心に5年連続で過去最高を更新しました。訪日観光客の中心をなす中国人観光客の「爆買い」は終息しましたが、相変わらず増加の一途を辿っており、日本政府観光局(JNTO)によると、2018年1月の訪日外国人数も前年同月比9.0%増の250万2,000人と、1月として過去最高を記録しました。...[続きを読む]
0282017.12.12UP
徹底した子どもへの教育・子育て支援で過疎化の危機的状況を回避(高知県土佐町)
徹底した子どもへの教育・子育て支援で過疎化の危機的状況を回避(高知県土佐町)
 2014年に日本創生会議が発表した「消滅可能性都市」は、人口減の帰結を知り、頭をハンマーで殴られたような大きなインパクトを国民に与えました。本提言にあわせて政府は、「まち・ひと・しごと創生本部」を創設。全市町村に人口減対策としての「長期ビジョン」と今後5カ年の政策目標・施策となる総合戦略の策定を指示しました。...[続きを読む]
0272017.09.12UP
若い世代の帰島や移住が進む南北約160kmの長い村
若い世代の帰島や移住が進む南北約160kmの長い村
 日本は国土の12倍に及ぶ領海を持つ海洋国家です。その根拠となる島には、尖閣列島や小笠原諸島など有名な島々の他にも、誰も覚えてくれない島を含めて約500島に及びます。中でも日本国民が居住している有人国境離島は、漁業、海洋における各種調査から領海警備と言った国土防衛まで、極めて重要な役割を担っています。...[続きを読む]
0262017.06.13UP
活かして守ろう 日本の伝統技術
活かして守ろう 日本の伝統技術
 財団法人伝統工芸品産業振興協会の調査によると、1979年の28万8千人いた伝統工芸職人が2012年では6万9千人、生産額もピーク時の5,400億円から1,040億円まで落ち込んでいます。しかしこれは直接的な数値で、その伝統工芸に関連する業態も同時に衰退していることがわかってきました。...[続きを読む]
0252017.03.28UP
ゆきわり草ヒストリー
ゆきわり草ヒストリー
 長野県小谷村の伊折集落に農山村体験交流施設「ゆきわり草」が平成25年6月9日にオープンしました。しかしその祝いの場に、交流施設の構想から奔走し、誰よりも楽しみにしていた藤原信夫さん(享年71歳)の姿はありませんでした。...[続きを読む]
0242016.12.27UP
風土(フード)ツーリズム
風土(フード)ツーリズム
 私が20年来言い続けてきた食や文化、地域のなりわい、風土を観光資源とする「風土ツーリズム」が地域活性化の嵐の中で、ようやく認識されつつあります。豪華絢爛の旅は伊勢講など庶民の旅として流行りだした江戸時代からの始まりですが、大阪万博と高度経済成長がもたらした昭和時代の団体旅行は、第2期観光成熟期と言われました。...[続きを読む]
0232016.09.27UP
北海道最古のリンゴ「緋の衣」
北海道最古のリンゴ「緋の衣」
昭和9年、北海道の余市で竹鶴政孝が大日本果汁(株)を設立し、ウヰスキーの製造を始めました。これはNHKの朝ドラ「まっさん」をご覧になっていた方はご存知かと思います。この時、ウヰスキーを仕込み寝かせる数年間の会社維持のための収入として、リンゴジュースの製造販売をしました。...[続きを読む]
0222016.06.14UP
伊勢木綿は産業として残す
伊勢木綿は産業として残す
 全国の自治体の大多数でキャッチフレーズになる「歴史、文化、自然、暮らし」。狭い日本ですからどこも同じフレーズになるのは仕方ありませんが、この金太郎飴のような謳い文句に疑問を抱いた方もいらっしゃるでしょう。  歴史文化や伝統、祭りも同様で、大義名分は抽象化し、イメージだけで語っています。大切だから残そうだけでは担い手はできません。...[続きを読む]
0212016.03.15UP
持続する『ふるさと』をめざした地域の創出に向けて
持続する『ふるさと』をめざした地域の創出に向けて
地域の健康診断と称して連載していますが、“地域の健康”とはなんでしょう。 私はいつも健康な地域に欠かせない3つの健康要素についてお話しています。1つは自分や家族の心身の健康、2つ目は産業や雇用といった経済的な健康、そして3つ目はコミュニティの健康。それらの重なり合うなかに、住民生活が営まれているのです。ですからこの3つのバランスのどれか1つでも崩れると地域は不健康になるというものです。...[続きを読む]
0202015.10.27UP
地元学から地域経営へ 浜田市弥栄町の農村経営
地元学から地域経営へ 浜田市弥栄町の農村経営
 日本の自然や文化そして農業の多様性は、中山間地域として生き残れる素材の宝庫ですが、画一化しグローバル化する社会の中で多様性を最大限に生かす活動ができておらず、宝の持ち腐れとなっています。いまさら釈迦に説法ですが、農地と人を資源として農産物を生産・加工・販売することが農業経営であり6次産業です。...[続きを読む]
0192015.08.04UP
伝統野菜の復興で地域づくり
伝統野菜の復興で地域づくり
 「ずっと提案していた形に巡り会った」その直感は当たっていました。そこは「清澄の里 粟」(きよすみのさと あわ)という奈良市高樋町の農家レストランでした。  2002年に三浦雅之・陽子夫妻が山間部の遊休茶園を開墾してオープンした農家レストランは限定20組ランチのみの営業です。2012ミシュランガイドでひとつ星を獲得しており、稼働率95%。関西での人気は相当なようです。...[続きを読む]
0182015.05.26UP
コミュニティカフェの重要性
コミュニティカフェの重要性
 かつて田舎の家々には、必ず「縁側」がありました。それは玄関でないけれど人が訪れる入り口であり、談笑し茶を飲み昼寝をする場所でもあり、時には行商や旅人の雨宿りの無料休憩所にもなっていて、「縁側」は家の中と外を分け繋ぐ、どちらの世界にも属さない公共空間として存在していたのです。  元来は雨ざらしの「濡れ縁」でしたが、時代劇などをみると縁側に付随した雨戸が付いており、江戸時代に発明されたのでしょう。その戸板は雨風や寒さを防いだり、防犯に役立つだけでなく、担架の代わりや作業台にも応用され重宝されました。...[続きを読む]
0172015.02.17UP
飯田城下に地域人力車が走る
飯田城下に地域人力車が走る
 2027年開通予定のリニア新幹線の駅ができる長野県飯田市。長野県内への経済効果は約1兆円と2014年2月に県が発表しました。?田駅の乗降客数も一日5,300人と試算していますが、果たしてどうでしょうか。人口10万ちょっとの中規模地方都市で、有名観光地や大企業は皆無です。立派な駅ができても乗降する必然性がなければ客は降りません。 こうした状況下で、ひとつの市民団体がリニア新幹線の開通に向かって新たな試みを始めました。...[続きを読む]
0162014.11.18UP
したたかに生きる漁村
したたかに生きる漁村
 大分県臼杵市は県南部に位置し、温暖多雨の南海型と瀬戸内海型が混在する気象で、多彩な農水作物がある食素材の宝庫です。人口4万人弱ですが、その歴史は古く、キリシタン大名で有名な大友宗麟が築城した臼杵城や江戸時代の町並み、武家屋敷などが残る城下町からは、「春は名のみの風の寒さや 谷のうぐいす 歌は思えど?」の「早春賦」を作詞した吉丸一昌さんが生まれました。 ...[続きを読む]
0152014.09.02UP
持続する過疎山村
持続する過疎山村
 日本創成会議が「消滅可能性都市896全リスト」を発表して以降、様々な物議を呼んでいます。896市町村の内、523町村は人口1万人以下ですが、単純に過疎地の人口減少問題と捉えるのではなく、子どもを産める年代がいるかどうかという点では気になるところです。...[続きを読む]
0142014.06.24UP
儲かる農業に変えることは大切だが、儲けのために農家が犠牲になるのは本末転倒
儲かる農業に変えることは大切だが、儲けのために農家が犠牲になるのは本末転倒
 長崎県のほぼ中央の大村湾に接し、長崎空港がある人口約93,000人の大村市。大村湾に突き出した半島に築城された「玖島城(くしまじょう)」は、藤原純友を祖とするキリシタン大名「大村純忠」が作ったもので、天守閣はなく板敷櫓のみの平山城です。現在、城の一帯は大村公園として整備されており、天然記念物のオオムラザクラや菖蒲など季節折々の花が季節を賑わせます。...[続きを読む]
0132014.04.01UP
上勝町と馬路村を足して2で割った古座川町
上勝町と馬路村を足して2で割った古座川町
 和歌山県南東部にある古座川町は、森林率約96%、気候は温暖多雨で樹木の育成に適しており、良質な古座川材の産地として古くから知られていました。昭和31年に1町4村が合併し古座川町となりました。合併当時は人口1万人でしたが、林業の衰退で平成26年には3,077人と大きく減少しました。この林業の不振を何とかしたいと山間集落の平井地区の農家2戸が昭和35年代に柚子栽培を始めたことが「古座川ゆず」の始まりとなりました。...[続きを読む]
0122013.11.19UP
3.11被災地のまちではじまった協働の復興プロジェクト
3.11被災地のまちではじまった協働の復興プロジェクト
 NHKの人形劇「ひょっこりひょうたん島」のモデルの蓬莱島がある大槌町は、3.11東日本大震災による大津波で1,200名を越える町民が尊い命を奪われ、賑わいのあった街は壊滅しました。3階建ての町庁舎も津波に襲われ、町長・幹部ほか行政職員33名が犠牲になりました。あれから2年半、復旧復興に向けたインフラの槌音が各所で響いています。...[続きを読む]
0112013.09.03UP
アートで地域を元気にする
アートで地域を元気にする
 全国各地でアートによる地域活性化が盛んです。今年の最大規模の芸術祭は香川県を中心に瀬戸内海に面する県が共同開催する「瀬戸内国際芸術祭2013」でしょう。私が関わる山口県宇部市では、1961年の「野外彫刻展」を起源とする「UBEビエンナーレ」が隔年で開催。一般公募コンテストを行い、受賞作は市が買い上げて市街地や公園に常設され、いつでも見ることができます。...[続きを読む]
0102013.07.02UP
休校・廃校を活用する(2)
休校・廃校を活用する(2)
 高知県高岡郡津野町にある『森の巣箱』は、旧葉山村で廃校となった床鍋小学校をリニューアルした、宿泊もできる木造複合交流施設です。2005年に東津野村と葉山村が合併した津野町は、高知県の中西部に位置します。四国山地の懐に抱かれた林野率約90%の地で、中央部を東西に国道197号線と新荘川が流れ、その道と川沿いに集落が点在しています。...[続きを読む]
0092013.05.07UP
休校・廃校を活用する(1)
休校・廃校を活用する(1)
 廃校に係わりだしたのは2007年からですが、毎年廃校となる学校が増加していることに少子化を実感しています。ここ数年の廃校発生数(文部科学省データ)をみると平成16年の577校をピークに毎年450から500強の小中高校が廃校となっています。出生率が下がり、国内全体が少子高齢化となっているのだから仕方がないと諦めるのは簡単ですが、それらを要因とする地域社会の歪みは多大です。さらに平成の市町村大合併や地方財政の悪化により学校統合などで廃校が顕著となりました。...[続きを読む]
0082013.02.05UP
暮らしと産業から思考する軍艦島
暮らしと産業から思考する軍艦島
 「軍艦島」は島の外観が軍艦と似ていることから付けられた通称で、唐津市、広島県上島町、石川県珠洲市など各地にあります。なかでも有名なのは、長崎港から南西の海上約17.5kmに浮かぶ「端島」です。大正5年に大阪朝日新聞が「軍艦と見間違える」と報道し、さらに長崎日日新聞が戦艦土佐に似ていると報道したことで、「軍艦島」と呼ばれるようになりました。島の周囲約1,200mがすべてコンクリート護岸に覆われた面積6.3haの島です。人工の建物群に埋め尽くされ、そのほとんどが廃墟と化しています。最近では浅見光彦シリーズ『棄霊島』や007シリーズ「スカイフォール」のロケ地になっています。...[続きを読む]
0072012.10.30UP
山古志に帰ろう!
山古志に帰ろう!
東日本大震災から1年8ヶ月が経過しました。各自治体により復興のスピードはまちまちで、地域力の差がそのまま出ています。今から遡ること8年前の2004年10月23日、新潟県中越地方を震源に最大震度7の大地震が襲いました。...[続きを読む]
0062012.08.14UP
小学生が地域を育んだ
小学生が地域を育んだ
 広島県庄原市比和町は「古事記」でイザナミを埋葬した「比婆山」(幻の「ヒバゴン」がいると騒がれた山)がある場所です。この比和町に属する三河内は、「砂子」「鍛冶屋」「かなくそ」「かんな」などの屋号も残っており、古くは「韓鍛冶部(からかぬちべ)」に由来した「神戸(かんべ)」あるいは「韓戸(からべ)」と呼称され、千年以上前から製鉄を生業にする民が生活していたことをうかがわせます。...[続きを読む]
0052012.04.03UP
集落の元気を生産する「萩の会」
集落の元気を生産する「萩の会」
浜田市・太田市とあわせて石見三田と呼ばれる島根県益田市は、県内で最も広い面積を有する西部の中心都市です。「万葉集」の代表的歌人・柿本人麿の生誕終焉の地、水墨画家で禅僧の雪舟終焉の地といわれ、2つの柿本神社や雪舟の墓所、雪舟の手がけた庭園があります。...[続きを読む]
0042012.02.14UP
縦割りに横串を差す
縦割りに横串を差す
3.11の大厄災からまもなく一年になろうとしています。報道された映像は走馬燈のごとく過ぎ去り、遅々として復興が進まない被災地には雪が積もり、瓦礫の山を白く覆い隠しました。そして世間の関心もどこかへ移ろいでしまっています。...[続きを読む]
0032011.12.27UP
地域を元気にする=自ら考え行動する
地域を元気にする=自ら考え行動する
皆さんもよくご存じの最高級ブランド「大間のマグロ」を水揚げする大間町が、下北半島の一番先にあることは意外に知られていません。下北半島というと「恐山」や「寒立馬(かんだちめ)」「北限の日本猿」などをテレビで見た方もいると思いますが、その最先端の町が大間町なんです。...[続きを読む]
0022011.10.17UP
地域を元気にする=一村一品開発すればいいわけではない
地域を元気にする=一村一品開発すればいいわけではない
「この農産物が我が町の特産品だから、何とか加工して付加価値をつけて売りたい  1980年に大分県から始まった「一村一品運動」は、国の補助金のあと押しもあり全国各地に拡がりました。しかしせっかく大金をつぎ込んだ農産加工所で作ったものが、必ずしも売れるとは限りません。...[続きを読む]
0012011.08.16UP
地域を元気にする=観光地化ではない
地域を元気にする=観光地化ではない
世界遺産や世界ジオパークの登録認定をきっかけに、地域をブランド化し観光誘致しようという動きがたくさんあります。現在、世界遺産登録を目指して活動しているのは富士山や鎌倉、そして南アルプスなどがあります。世界ジオパークには、北海道の有珠山や糸魚川、雲仙普賢岳のある島原が認定されています。...[続きを読む]
地域の健康診断

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