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「自然を守る仕事」バックナンバー

0132013.10.01UP生き物と触れ合う実体験を持てなかったことが苦手意識を生んでいるのなら、知って・触って・感じてもらうことが克服のキーになる-ビジターセンター職員・須田淳さん(一般財団法人自然公園財団箱根支部主任)-

虫嫌いだった子が、昆虫観察会に参加して『触れるようになった!』と満面 の笑みを見せて帰っていくのが一番うれしい

須田淳さん
須田淳さん
 1982年埼玉県川口市生まれ。生まれてすぐに愛知県名古屋市郊外に引っ越し、小学校低学年までを過ごす。それなりに自然豊かなところで、池で水生生物を捕ったり、昆虫採集に明け暮れたりする幼少時代だった。
 「父親や兄が自然や生き物好きで、私はそれについて行くだけだったんですけどね」
 2010年から現在の職場、一般財団法人自然公園財団に就職し、箱根支部での4年目の夏を迎えた。

夜の昆虫観察会にて。広げた白いスクリーンに光を当てて、夜行性の昆虫を集めるライトトラップ。最初に集まってくるのは、嫌われもののガやカメムシの仲間たちだが、普段は見向きもされない彼らの美しさやかわいらしさを伝える絶好のチャンスでもある。ガの顔を正面から覗くと、毛に覆われたモコモコの顔が案外キュートなことに気づく。
夜の昆虫観察会にて。広げた白いスクリーンに光を当てて、夜行性の昆虫を集めるライトトラップ。最初に集まってくるのは、嫌われもののガやカメムシの仲間たちだが、普段は見向きもされない彼らの美しさやかわいらしさを伝える絶好のチャンスでもある。ガの顔を正面から覗くと、毛に覆われたモコモコの顔が案外キュートなことに気づく。

 “天下の険”と謳われる箱根の山。山の上で湖水を湛える芦ノ湖畔に建つ「箱根ビジターセンター」が、今回の主人公・須田淳さんの職場。同センターは、富士箱根伊豆国立公園・箱根地域を訪れる人たちに、公園内の自然情報をわかりやすく展示・解説し、箱根を散策する際の出発点になることを目的とした拠点施設だ。
 ビジターセンターを運営する自然公園財団箱根支部では、この他、箱根地域の調査研究とそれを踏まえた保全活動(例えば、オオハンゴソウなどの外来生物の駆除や、希少動植物の保護活動など)や普及啓発、また観察会やハイキングイベントなどの企画・運営、100名近くいるパークボランティアの活動支援など、多岐にわたる業務を9人いるスタッフで担っている。主任の須田さんは、主にはイベントの企画・運営や従業員の人員配置、企画展の運営や関係機関との調整をしている。
 中でも、専門の昆虫調査・採集の知識と経験を活かして平成22年の夏から始めた『昆虫観察会』は人気が高く、昼・夜の2部制で実施している。
 「昆虫観察会をやっていて一番うれしいのは、昆虫は苦手と言って消極的だった子が、帰る頃には『触れるようになった!』と満面の笑みを見せてくれること。特別なことをするわけではないんです。そういう子どもたちは、ほとんどの場合、生き物と触れ合う実体験がなかったんだと思います。知らないことが苦手意識を生んでいる。だから、比較的硬くて動きが遅い、生きたコガネムシやゾウムシを持ってみせながら、『刺さないし、噛まないし、人に害はないんだよ』と説明します。ひととおり納得したところで、子どもたちの手に取らせてみる。触ってみることで、恐怖心や苦手意識も薄らいでいくようです」
 もう一つ心掛けている点がある。参加者以上にまずは須田さん自身が思い切り楽しんでいる姿を見せることだ。大人が楽しそうに虫と戯れている様子を眺めながら、恐々と触ってみると、案外平気だったということが多い。単純に未知の存在への不安感が“虫嫌い”の先入観をもたらしていることが多いのだろう。だからこそ、最初の一歩さえ踏み出せれば、昆虫の愛らしさが伝わるんじゃないかというわけだ。
 2010年の夏、友人が家族で参加してくれた。その子も虫が怖くて触れなかったのが、観察会で昆虫に触れて、平気になった。後日、学校で『好きな生き物は?』と聞かれたときに、『ゾウムシ』と答えたという。そんな話を聞けるのが、一番の励みだ。

昼の昆虫観察会にて。虫捕り網を手に、観察会へ臨む参加者たち。
昼の昆虫観察会にて。虫捕り網を手に、観察会へ臨む参加者たち。

昼の昆虫観察会にて。虫捕り網を手に、観察会へ臨む参加者たち。

専門学校時代の実習活動

 子どもの頃から身近な自然に親しんだ須田さん。8歳まで過ごした名古屋市郊外のマンションの近くには自然が多く残っていて、家族で昆虫や池の生き物を捕った経験が懐かしく思い出される。
 高校を卒業して、大学には合格したものの、勉強をするよりも実学として自然に触れ合っていくことに魅力を感じていた。たまたま見つけた専門学校の広告に描かれていた実習や野外の活動に惹かれ、大学への進学を取りやめて専門学校への入学を決める。2年間の充実したカリキュラムが今のベースを作っていると須田さんは言う。
 専門学校では、2年生になると各自テーマを持った実習活動が始まる。実習地には、宿泊・炊事ができる施設があって、そこをベースにそれぞれが調査の計画を立てる。植物調査の人たちは車を出してもらって山に登ったり、野鳥調査をする人たちは朝5時起きで周辺を歩いたりした。子どもの頃から昆虫が好きだった須田さんは、仲間といっしょに昆虫調査の計画を立てた。
 「昆虫は好きだったものの、それほど種類を知っていたわけではありませんでした。ちょうど、ハンノキカミキリを捕りたいという友人がいて、ミヤマハンノキ群落のあるところへ探しに行くことにしたのですが、当時、私はそんなカミキリがいることも知りませんでしたから、ミヤマクワガタを捕まえて喜んでいたんです。と、急に目の前に大きなカミキリが現れて、捕まえて友人に見せたら、『そいつを探していたんだよ!』とすごくうらやましがられました」
 カミキリムシにはまり出したのは、その時からだった。以来、実習中はずっとカミキリムシを追いかけていた。日本だと、800種類くらいのカミキリがいるが、初めて見るものばかり、とても刺激的な体験だったと振り返る。仲間といっしょにそんな体験ができる実習の素晴らしさが、今でも強く印象に残っている。

箱根ビジターセンターで展示されている昆虫標本。須田さんがこれまで捕りためてきたコレクションの一部を公開。壁麺面には、箱根で見られる昆虫たちの写真をパネルにして解説。
箱根ビジターセンターで展示されている昆虫標本。須田さんがこれまで捕りためてきたコレクションの一部を公開。壁麺面には、箱根で見られる昆虫たちの写真をパネルにして解説。
箱根ビジターセンターで展示されている昆虫標本。須田さんがこれまで捕りためてきたコレクションの一部を公開。壁麺面には、箱根で見られる昆虫たちの写真をパネルにして解説。
箱根ビジターセンターで展示されている昆虫標本。須田さんがこれまで捕りためてきたコレクションの一部を公開。壁麺面には、箱根で見られる昆虫たちの写真をパネルにして解説。

箱根ビジターセンターで展示されている昆虫標本。須田さんがこれまで捕りためてきたコレクションの一部を公開。壁麺面には、箱根で見られる昆虫たちの写真をパネルにして解説。

昆虫をきっかけに、自然への興味を広げていってほしい

 昆虫の楽しみ方も人それぞれだが、須田さんは、植物や地質などの自然環境そのものや地域の文化なども含めて、昆虫以外のことも広く吸収しながら楽しんでいる。植物をわからないと捕れるものも捕れないといった現実的な理由もあるものの、昆虫だけにとどまらない旺盛な好奇心が背景にある。と同時に、以前ある人に言われた一言が心に残っている。
 「以前、福島県の浄土平で臨時職員として3年ほど働いていました。休みの日には、山形県米沢市まで足を延ばして昆虫採集をしていたフィールドがあるのですが、そこで偶然お会いしたベテランの虫屋さんに声をかけてもらったことがきっかけとなって、以来、頻繁に通っていっしょに虫を捕るようになりました。若者が少ない昆虫屋の世界で、後進へのエールの意味もあったのかもしれません。あるとき、雑談の中で『虫が捕れないとつまらないですよね』とそれほど考えもなしに漏らしたとき、『そうじゃないですよ!』と叱られたんです。『虫捕りというのは、昆虫のいる環境そのものを楽しむものだ』というようなことをいわれました。そうだよなあ!と大きなショックを受けました」
 もともと昆虫だけと思っていたわけではなかった反面、思わず口をついて出た一言は、どこかそんな思いも持っていたのかもしれないとふりかえる。以前にも増して、昆虫採集するだけでなく、地域の環境そのものや文化などを勉強しながら、楽しむようになっている。

 今、昆虫観察会を催しながら伝えたいのは、昆虫を通して見えてくる自然そのものの楽しみ方だ。特に、箱根という自然豊かな地を訪れる人たちに、国立公園の素晴らしい自然を知って、体験してほしいとの思いが強くなっている。かつては自分自身が国立公園の素晴らしい自然の中で仕事をしたいという思いだったのが、次第にその素晴らしさを自分の中にとどめておくには忍びなくより多くの人たちに伝えていきたいと思うようになっていった。
 昆虫観察会だから、昆虫好きになってもらいたいし、子どもの頃に虫を追いかけていたような子でも中学生・高校生になって虫捕りを卒業していくような子たちに、カブトムシやクワガタムシだけではない発展の仕方をして、大人になっても楽しめる昆虫の世界を味わってほしいという思いもある。ただ、昆虫に限らず、他の動物や植物など、自然そのものを知り、体験するきっかけとして、須田さんが披露する昆虫たちの神秘的でわくわくする楽しい世界が、参加者たちに響いてほしいと願っている。

観察会の途中、見つけた昆虫をじっくり観察。実際に手にとって、触ってみると、案外かわいい顔をしていることに気付いてもらえる。
観察会の途中、見つけた昆虫をじっくり観察。実際に手にとって、触ってみると、案外かわいい顔をしていることに気付いてもらえる。

観察会の途中、見つけた昆虫をじっくり観察。実際に手にとって、触ってみると、案外かわいい顔をしていることに気付いてもらえる。


昆虫の世界を楽しむ“七ツ道具”

①カメラ
 カメラは、常に手の届くところに持っていたいという。いつどこでどんな昆虫を見かけるかわからないから、いつでもすぐに撮れるように持っておくようにしているわけだ。展示関係の資料作りや、時間も記録できるからメモ代わりにも重宝する。
②採集物のケース
 透明ケースを百均などで購入。いろんな大きさに仕切れるものが使いやすい。生きたままケースに入れて、観察会などで見せたりする。
③虫捕り網
 タモ網の網を、昆虫用の目の細かい網に付け替えて使っている。カーボン軸で最長7.2mまで伸びるから、木の高い枝にいる昆虫でも捕れる。カーボン製は軽い反面、カミナリが鳴ったりするときには注意が必要だ。
 観察会のときなどには、長くて目立つこの網をめがけて集まってもらえる。
④手持ちのライト
 夜の観察会ではもちろん、昼間の観察会でもザックの中に入れている。木の洞の中などにおもしろい生き物が棲んでいることも多いから、中を照らすのに使うわけだ。
⑤パソコン
 モバイル仕様ではないから、虫捕りの時に持っていくわけではなく、もっぱら机の前に座って、情報収集をしたり、文章を書いたりするのに使っている。寝る間も惜しんで昆虫採集にいそしんでいた頃、その成果等をアウトプットする場がほしくてブログを書き始めたのが、使い始める最初のきっかけだった。以来、継続して書き続けているが、ブログに書き込みしてくれた人と、その後実際にお会いすることもあったりと、いろんな出会いも生まれている。
⑥好奇心
 道具はいろいろとあるものの、まずはこれがないと動けない。昆虫に限らず、好奇心持って追いかけていくことが大事だと話す須田さんだ。
⑦センス(第六感も)
 さまざまな感覚をフルに活用する。詰め込み式の知識はすぐに忘れてしまうが、感覚を使って体験したことは、体に刻み込まれる。
 最近は、“第六感”もあるのかなと思うようになっている。「あの虫を捕まえたい!」と言っていたら、ちょうど目の前を飛んでいったり、首筋に止まったりという経験が何度か続いて、“思い”を込めることの不思議な力を感じる。一方で、気合を入れすぎて全然捕れないことも多々あった。殺気が出てしまうと、生き物にも伝わるのかもしれない。
 思いを大事に、でも入れ込みすぎずに自然体で臨むことが大事なのかなという須田さんだ。

一日のスケジュール

(共通)
6:30 起床
7:00 朝食
7:40 出勤
8:15-9:00 開館準備、業務引き継ぎなど

(イベントのない日)
9:00-16:30 事務作業、展示物作成、ビジター案内など
16:30-17:30 掃除、戸締り、業務引き継ぎなど
17:30-19:30 事務作業、残務整理など
20:00 帰宅
23:00 就寝

(昆虫観察の日)
9:00-12:00 バナナトラップ設置、コースの危険箇所チェック、最終打合せ、資料の確認
12:00 昼食
13:00-14:45 イベント(昼の部)開始。野外で採集、観察
14:45-16:00 休憩後、ビジターセンター館内にて採集した昆虫の種名・生態調べ。イベント(昼の部)終了。
16:00-19:30 イベント(夜の部)の準備・最終打合せ、晩ごはん
19:30-21:00 イベント(夜の部)開始。ライトトラップによって夜行性昆虫の観察。ナイトハイク、クイズなども。イベント(夜の部)終了。
21:00-21:40 片付け、簡単な反省会
22:20過ぎ 帰宅
24:00 就寝

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  1. 001「身近にある自然の魅力や大切さをひとりでも多くの人に伝えたい」 -インタープリター・工藤朝子さん-
  2. 002「人間と生き物が共に暮らせるまちづくりを都会から広げていきたい」 -ビオトープ管理士・三森典彰さん-
  3. 003「生きものの現状を明らかにする調査は、自然を守るための第一歩」 -野生生物調査員・桑原健さん-
  4. 004「“流域”という視点から、人と川との関係を考える」 -NPO法人職員・阿部裕治さん-
  5. 005「日本の森林を守り育てるために、今できること」 -森林組合 技能職員・千葉孝之さん-
  6. 006「人間の営みの犠牲になっている野生動物にも目を向けてほしい」 -NPO法人職員・鈴木麻衣さん-
  7. 007「自然を守るには、身近な生活の環境やスタイルを変えていく必要がある」 -資源リサイクル業 椎名亮太さん&増田哲朗さん-
  8. 008「“個”の犠牲の上に、“多”を選択」 -野生動物調査員 兼 GISオペレーター 杉江俊和さん-
  9. 009「ゼネラリストのスペシャリストをめざして」 -ランドスケープ・プランナー(建設コンサルタント)亀山明子さん-
  10. 010「もっとも身近な自然である公園で、自然を守りながら利用できるような設計を模索していく」 -野生生物調査・設計士 甲山隆之さん-
  11. 011「生物多様性を軸にした科学的管理と、多様な主体による意志決定を求めて」 -自然保護団体職員 出島誠一さん-
  12. 012「感動やショックが訪れた瞬間に起こる化学変化が、人を変える力になる」 -自然学校・チーフインタープリター 小野比呂志さん-
  13. 013「生き物と触れ合う実体験を持てなかったことが苦手意識を生んでいるのなら、知って・触って・感じてもらうことが克服のキーになる」-ビジターセンター職員・須田淳さん(一般財団法人自然公園財団箱根支部主任)-
  14. 014「自分の進みたい道と少しかけ離れているようなことでも、こだわらずにやってみれば、その経験が後々活きてくることがある」 -リハビリテーター・吉田勇磯さん-
  15. 015「人の営みによって形づくられた里山公園で、地域の自然や文化を伝える」 -ビジターセンター職員・村上蕗子さん-
  16. 016「学生の頃に抱いた“自然の素晴らしさを伝えたい”という夢は叶い、この先はより大きなくくりの夢を描いていくタイミングにきている」 -NPO法人職員・小河原孝恵さん-
  17. 017「見えないことを伝え、ともに環境を守るための方法を見出すのが、都会でできる環境教育」 -コミュニケーター・神﨑美由紀さん-
  18. 018「木を伐り、チップ堆肥を作って自然に返す」 -造園業・菊地優太さん-
  19. 019「地域の人たちの力を借りながら一から作り上げる自然学校で日々奮闘」 -インタープリター・三瓶雄士郎さん-
  20. 020「もっとも身近な、ごみの処理から環境に取り組む」 -焼却処理施設技術者・宮田一歩さん-
  21. 021「野生動物を守るため、人にアプローチする仕事を選ぶ」 -獣害対策ファシリテーター・石田陽子さん-
  22. 022「よい・悪いだけでは切り分けられない“間”の大切さを受け入れる心の器は、幼少期の自然体験によって育まれる」 -カキ・ホタテ養殖業&NPO法人副理事長・畠山信さん-
  23. 023「とことん遊びを追及しているからこそ、自信をもって製品をおすすめすることができる」 -アウトドアウェアメーカー職員・加藤秀俊さん-
  24. 024「それぞれの目的をもった公園利用者に、少しでも自然に対する思いを広げ、かかわりを深くするためのきっかけづくりをめざす」 -公園スタッフ・中西七緒子さん-
  25. 025「一日中歩きながら網を振って捕まえた虫の種類を見ると、その土地の環境が浮かび上がってくる」 -自然環境コンサルタント・小須田修平さん-
  26. 026「昆虫を飼育するうえで、どんな場所に棲んでいて、どんな生活をしているか、現地での様子を見るのはすごく大事」 -昆虫飼育員兼インタープリター・腰塚祐介さん-
  27. 027「生まれ育った土地への愛着は、たとえ一時、故郷を離れても、ふと気付いたときに、戻りたいと思う気持ちを心の中に残していく」 -地域の森林と文化を守るNPO法人スタッフ・大石淳平さん-
  28. 028「生きものの魅力とともに、生きものに関わる人たちの思いと熱量を伝えるために」 -番組制作ディレクター・余座まりんさん-
  29. 029「今の時代、“やり方次第”で自然ガイドとして暮らしていくことができると確信している」 -自然感察ガイド・藤江昌代さん-
  30. 030「子ども一人一人の考えや主張を尊重・保障する、“見守り”を大事に」 -自然学校スタッフ・星野陽介さん-
  31. 031「“自然体験の入り口”としての存在感を際立たせるために一人一人のお客様と日々向き合う」 -ホテルマン・井上晃一さん-
  32. 032「図面上の数値を追うだけではわからないことが、現場を見ることで浮かび上がってくる」 -森林調査員・山本拓也さん-
  33. 033「人の社会の中で仕事をする以上、人とかかわることに向き合っていくことを避けては通れない」 -ネイチャーガイド・山部茜さん-
  34. 034「知っている植物が増えて、普段見ていた景色が変わっていくのを実感」 -植物調査員・江口哲平さん-
  35. 035「日本全国の多彩なフィールドの管理経営を担う」 -国家公務員(林野庁治山技術官)・小檜山諒さん-
  36. 036「身近にいる生き物との出会いや触れ合いの機会を提供するための施設管理」 -自然観察の森・解説員 木谷昌史さん-
  37. 037「“里山は学びの原点!” 自然とともにある里山の暮らしにこそ、未来へ受け継ぐヒントがある」 -地域づくりNPOの理事・スタッフ 松川菜々子さん-
  38. 038「一方的な対策提案ではなく、住民自身が自分に合った対策を選択できるように対話を重ねて判断材料を整理する」 -鳥獣被害対策コーディネーター・堀部良太さん-

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