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先進国から開発途上国に公的な資金を渡し、開発途上国の経済発展を支援する経済協力のうち、OECD(経済協力開発機構)の開発援助委員会の定めた次の3要件を満たすものをODAとしています。
(1)政府ないし政府の実施機関によって供与されるもので、(2)開発途上国の経済発展や福祉の向上に寄与することを主な目的とし、(3)資金協力については、その供与条件が開発途上国にとって重い負担とならないもの。
ODAには無償資金協力、技術協力、国連諸機関・国際金融機関などへの出資・拠出、条件の緩い政府借款を含み、日本のODAでは環境協力が重視されてきました。環境省によるODAでは、アジア諸国を中心に水環境問題や大気汚染防止、都市廃棄物処理や温暖化対策などに係る技術協力が行われています。
シュヴァルツヴァルト(黒い森)はドイツ南部に広がるモミ・マツなどの針葉樹を主体とした森林地帯です。構成樹種の特性により、鬱蒼として暗い森林を形成していることから名付けられたとされます。
第二次世界大戦後、大々的な樹木の立ち枯れ・衰退が観察されるようになりました。このことは黒い森を国民的遺産として大切にしていたドイツ国民に大きなショックを与え、環境運動の発展に繋がりました。被害の原因として、酸性雨や大気汚染が指摘され、環境問題の被害の象徴として国際的にも有名になりました。
黒い森独自の文化景観を維持・発展する地域住民の活動などが評価され、2017年にユネスコの生物圏保存地域に認定されました。
マレーシアは13の州と3つの連邦直轄区から構成される連邦制の国家です。マレーシア憲法では、土地や鉱物資源、農林業などに関する行政の権限は州にあると規定しています。
マレーシアは国土の58%を森林が占めており(2021年時点)、各州が州法を制定し森林を管理しています。ただし、マレー半島の11州では各州の林業局を傘下とする半島マレーシア林業局によって一体管理され、ボルネオ島のサラワク州とサバ州ではそれぞれサラワク森林局、サバ林業局によって森林管理行政が行われています。
気候変動によって、永久凍土が肥沃な穀倉地帯に代わる一方で、既存の穀倉地帯が半乾燥、砂漠化してしまうなど、農作物の耕作適地の分布に世界的な変化が生じ農作物の生産地域が変化すると予想されます。その結果、世界の穀物市場や国際貿易のシステム、農業と工業の国家間の分業体制などに混乱が生じる恐れがあります。
植物は光合成により、二酸化炭素CO2を吸収して酸素O2を吐き出し炭素Cを植物の内部に残します。この炭素と根より吸い上げた水分が化合したものが植物の主成分のセルロースと呼ばれる炭水化物です。炭水化物の約半分は植物の呼吸によって燃焼して二酸化炭素CO2として大気中に吐き出されます。これは人間の基礎代謝にあたり、植物の生命維持のエネルギーとなります。
日本では、1960年以降、高度経済成長政策下でスギ・ヒノキ中心の植林が行われました。過度な伐採により荒廃した産地の復旧や木材の需要拡大に合わせ、木材として有用性が高く、日本の自然環境に適応しやすく成長の早いスギ・ヒノキの造林が推奨されました。現在、人工林の約70%がスギ・ヒノキであるのはこのためです。
現在では、木材利用に適するまで成長したスギ・ヒノキの伐採を進め、花粉の少ない苗木などに植え替える取組が行われています
林野庁「令和4年木材需給表」によると、2022年の日本の木材自給率は40.7%でした。
1955年には96.1%と高水準でしたが、安価な輸入木材の使用が増加したことにより自給率は低下していき、2002年には過去最低の18.8%を記録しました。森林資源を有効活用し、適切な森林整備を行うため、政府や自治体、企業による国産材の活用推進が進められた結果、木材自給率は回復傾向にあります。
第1次石油危機の1973~83の10年間に、日本のGNPは年率4.5%で成長しましたが、その間エネルギー消費はほとんど横ばいであり、「奇跡の10年間」と呼ばれています。この間化学、製鉄などの製造業のプロセス改革による効率向上が著しかったためです。例えば鉄やガソリン、ポリエチレンの単位生産量あたりのエネルギー消費は10年間で約2/3になりました。
環境負荷低減につながる紙製品に表示される環境ラベルには様々な種類があり、例として次のようなものがあります。再生紙使用マーク:古紙パルプ配合率を示す。グリーンマーク:原料に古紙を規定の割合以上利用していることを示す。非木材グリーンマーク:CO2の吸収源である非木材植物を10%以上配合。間伐材マーク:間伐材を用いた製品に表示する。牛乳パック再利用マーク:使用済み牛乳パックを原料として使用した商品につけられる。
レインフォレスト・アライアンス認証マークは主に食料品に表示される環境ラベルで、持続可能な農業を推進するための厳しい基準を満たした認証農園から供給された原料を使用した製品であることを示します。
水力発電とは、水の位置エネルギーを電気に変換する発電方式です。上部のダムで取り入れた水を導管で低いところに落とし、その水の勢いで水車式の発電機を回して発電します。
水力発電の利点は、熱を電気に変換する火力発電と異なり、位置のエネルギーを電気エネルギーに変換するため、その変換効率が約80%と高いことと、二酸化炭素を出さないクリーンなエネルギー源であることです。
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