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シュバルツバルは、ドイツ南部に広がるモミ・マツなどの針葉樹を主体とした森林地帯で、「黒い森」とも呼ばれます。現地の呼び名であるSchwarzwald(ドイツ語)の直訳で、構成樹種の特性から、鬱蒼として暗い森林を形成していることから名付けられたとされています。
ドイツ国民にとってかけがえのないこの森は、1970年代に大々的な樹木の立ち枯れ・衰退が観察されるようになり、大きな社会問題となりました。被害の原因として、酸性雨や大気汚染が指摘され、環境問題の被害の象徴として国際的にも有名になりました。
氷河期の1万年単位のサイクルでは、極地の氷床が成長したり融解したりして数十メートルの海面の上下があります。
時間をかけて融ければ、1℃の気温上昇で2~3メートルの海面上昇もあり得ますが、温暖化は100年で2℃という早い気温上昇なので、極地の大規模な氷床が融解する余裕はなく、その一部が融けるだけで、2050年までにおよそ20cm程度、2100年までにはおよそ50cmの海面上昇があると見られています。
大阪ブルー・オーシャン・ビジョンは、2019年6月に開催されたG20大阪サミットにおいて、日本が2050年までに海洋プラスチックごみによる追加的な汚染をゼロにまで削減することを提案し、首脳間で共有されたものです。他国や国際機関等にもビジョンの共有を呼びかけ、2021年5月現在、87の国と地域が共有しています。
海洋プラスチック憲章は、2018年6月にカナダで開催されたG7(主要7カ国首脳会議)で採択された、プラスチックゴミによる海洋汚染問題への各国の対策を促す文書。当時、日本がアメリカとともに同憲章への署名を見送ったことは、国内外で大きな話題になりました。
プラスチック・スマートは、プラスチックの正しい処理やリサイクル方法を広め、バイオマスプラスチックや代替素材などを理解しながら、プラスチックと賢く付き合っていくための取り組みの推進をめざした環境省のキャンペーンです。
プラスチック資源循環戦略は、2019年5月に日本政府として策定しもので、第四次循環型社会形成推進基本計画を踏まえ、資源・廃棄物制約、海洋プラスチックごみ問題、地球温暖化、アジア各国による廃棄物の輸入規制等の幅広い課題に対応するため、3R+Renewable(再生可能資源への代替)を基本原則としたプラスチックの資源循環を総合的に推進するための戦略です。
近年、砂浜以外にも自然海岸や沿岸域の生態系の保全が強く求められています。
干潟や藻場、マングローブの林などは豊富な生態系を形成しており、魚やエビ、カニなどの水産資源を育む場所ともなっています。
これらも規模が縮小するか、消滅する可能性が否定できません。
また浅い海域や沿岸域での水深の変化が水域生態系に及ぼす悪影響が水産業に波及する恐れもあります。
生態系に代表される環境システムは生きた生産工場といえ、その環境システムの解明は大きな課題です。
生きた生産工場を地球環境システムの構成員である人間が最大限に利用しない手はありません。
現在、熱帯林の劣化プロセスから再生のメカニズムまでの科学的解明が完了しているわけではありません。東南アジアの熱帯雨林を代表するフタバガキ林を人間の努力によって再生させた成功例は皆無といっていいでしょう。
まして、フタバガキの自然林に生息していた動物、土壌生物、カビやバクテリア、ウイルスの復活などは、どのくらいの年月を必要とするのかさえ予測できません。
熱帯林の食物連鎖は果実食の動物を中心に成り立っています。
果実の生産量には年変動や季節変動が大きいことが知られていますが、熱帯林では果実が全くなくなることはありません。
果実食の動物にはこれを主食とするものと副次的に利用するものとがありますが、果実の少ない時期には前者がもっぱら利用し、豊作の時には後者も利用しています。
極域の氷床コアに残された数万年前に遡る気候の記録(古気候)の調査では間氷期には約80ppmv二酸化炭素濃度が上昇しており、大気中の二酸化炭素濃度と平均気温との長期的な相関が明らかになっています。
この相関関係は将来とも変わらず、大気中に放出される二酸化炭素の移動量に対して正のフィードバック即ち温暖化の現象が現れると予測されています。
砂漠化の進むベルト状の地域、いわゆる「生態系の崩壊ベルト」は、四つに大別することができます。
(1)乾燥地帯:サヘル地方がその典型で、インド北西部のタール砂漠周辺、アンデス地方の太平洋岸など。
(2)高地の山麓地帯:エチオピアに代表される「東アフリカ高地」、ヒマラヤ山麓、アンデス山中など。
(3)熱帯林地帯:西アフリカのギニア湾沿い、東南アジア、アンデス山脈東側のアマゾン、カリブ海一帯など。
(4)沿岸の湿地帯:西アフリカ、バングラディシュ、東南アジア、カリブ海のマングローブ林などの熱帯の海岸地帯などです。
モンゴルは年平均気温0.5度、年平均降水量200mmの寒冷で乾燥した地域です。また、雨の降り方は空間的にも時間的にも大きく変動します。
こうした自然環境に適した自然利用方法として、古くから放牧が重要視されてきました。
モンゴルにとって重要な遊牧に悪影響をもたらす砂漠化の主な要因として、以下の点があげられます。
・放牧の移動性の低下
乾燥した草原では、放牧地の移動は砂漠化の緩和につながります。
モンゴルでは、牧民が通常用いている放牧地から家畜群を移動させる出張放牧「オトル」が減ることで、移動性が低下し、放牧地の砂漠化をもたらす危険性が指摘されています。
・乾燥につよい植物の過剰採食
乾燥に強く、干ばつ時にも残りやすい植物として「デルス」がありますが、干ばつ時に家畜が集中して、過剰採食されることで、劣化が進んでいることが指摘されています。
成層圏でフロンが分解し発生した塩素原子が、オゾン分子に衝突し一酸化塩素と酸素分子を作り出します。
この一酸化塩素中の酸素原子は遊離酸素に強く引きつけられ、塩素から分離して新たな酸素分子をつくります。
このときできた塩素原子は、再びオゾン分子と結びつきオゾン分子を破壊します。
このようなメカニズムによって、一つの塩素原子により一万個以上のオゾン分子が破壊されるといわれています。
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