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居室の壁面や床、天井、ガラス面の断熱は進みつつありますが、アルミサッシ枠からの熱損失も決して少なくありません。
アルミに比べて熱伝導率が1/1000のプラスチックや、1/2000の木製のサッシが注目されていますが、廃棄段階まで視野に入れ、再生可能な資源であるという面では木のサッシが最も環境に優しいといえます。
ただし、今はまだ量産されずにコスト高となっています。
厨房の排水口には、目の細かい網やストッキングなどを張って、細かいゴミなどを下水に流さないようにします。
また、食用油は絶対に流しから流さず、米のとぎ汁などは下水に流さずに家庭菜園に直接撒くなどすることによって下水道への負荷を削減することができます。
こうした努力を2割の家庭ですると、東京都の試算では人口30~40万人の下水処理施設ひとつ分に匹敵する下水道負荷を削減することになるとされます。
断熱機能の強化により、冷暖房の効率をかなり向上させることが可能です。
熱損失の大きい開口部、天井面、壁面、床、の順に断熱性能を向上させることが重要です。
一般の家屋で、天井に断熱材を導入するだけで約20%の冷暖房エネルギーの節約になると言われています。
断熱の強化による効果には、室内の上下の温度差が小さくなったり、カビやしみのもととなる壁面の結露が減ったり、騒音防止にもなるといったメリットもあります。
水洗トイレは、機器のタイプにもよりますが一度におよそ8~20リットルの水を使います。
節水のためタンクに瓶を沈めて量を減らしたりすることもありますが、一度に流れ切らずに2度流すようでは意味がないので、節水タイプに取り替えるほうが確実です。
なお、タンク上部に手洗いが付いているタイプは、手洗い後の水でトイレを流す、世界最小でエネルギー消費ゼロの最も優れた中水道システムと言えます。
調味料や液体洗剤など、詰め替え容器で中身だけ買うことのできるものはなるべく利用し、容器の使い捨てを控えましょう。ペットボトルなどのプラスチック容器は一部リサイクル可能ですが、ガラス瓶のように洗浄だけで何度も使えるものではなく、洗滌、熔融、再利用に大きなエネルギーを消費し、最終的には二酸化炭素増加を加速することになるので、ガラス瓶などを使うのが望ましいです。
地球全体で見れば十分な量が降り注いでいる太陽エネルギーですが、エネルギー密度が低く緯度による差が大きいという欠点があります。
太陽エネルギーの賦存量は、日本国内でも地域偏差が大きく、年間最適傾斜角(年間を通じた日射量の合計量が最大となる水平面からの角度)の傾斜面日射量は3.2~4.4kWh/m2・日の範囲です。
太陽エネルギー利用には、太陽熱温水器のように外部からのエネルギー供給を一部使うタイプと、使わないタイプ(パッシブソーラー)とがありますが、いずれにしても二酸化炭素の排出抑制につながるものです。
太陽熱温水器は、太陽放射熱のおよそ50~60%を利用することが可能で、給湯や冷暖房、産業用熱源として利用されています。
今後、コストダウンと性能アップによりさらに普及するものと見られています。
同じ能力の空調機器でも、ヒートポンプやきめ細かな運転管理により、大幅に消費電力の少なくなる製品が開発されています。
機器類の更新に際しては、なるべく省エネタイプの機器を選ぶことで、環境負荷の削減に貢献することが可能となります。
蛇口を2分間流しっぱなしにすると、約24リットルの水が流れます。
これは、日本の観測史上最大を記録した1982年7月23日の長崎大水害(降水量187mmを記録)で、直立した人の上(50cm×50cm)に30分で降った雨の量、約23リットルとほぼ同等です。
なお、1人1日当りの家庭の水使用量は249リットル(うち風呂26%)なので、風呂に使う量は約65リットル。また日本人1人当たりのビール年間消費量は49リットル(キリンビール調べ)。しょう油1さじ(15ml、BOD値約150,000mg/l)を魚の住める水質(5mg/l以下)にするには、450リットルの水が必要です。
液晶 4K・50インチ未満のテレビの年間消費電力量の平均値は139kWh/年。1日5.1時間で計算しているので、1時間たりに換算すると、約75Whr。
一方、自転車のダイナモの発電容量は、仕様にもよりますが、約3W。
自転車を1時間漕ぎ続けたときのダイナモによる発電量は約3Whrなので、75Whrの電力をつくるのに必要な自転車の台数は、75÷3=25台が必要という計算になります。
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