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1970年に537t/日で、生活排水が4割、産業排水が6割を占めていたのが、2014年には39t/日と大幅に改善した一方で、内訳では家庭排水が約8割を占めるようになりました。
しかも、そのうち適正処理が行われていない人口(全体の約5%に当たる44万人分)から出される生活雑排水による汚濁負荷量が全体の37%を占めており、未処理の生活雑排水の適正処理が緊要の課題となっています。
窒素酸化物や炭化水素が一定レベル以上の汚染の下で紫外線による光化学反応を起こすと光化学オキシダントが生じ、これがスモッグ状態になったものを光化学スモッグの発生といいます。
二酸化炭素を水に吸収させると炭酸水になります。
網状構造の水分子の間にメタン分子が取り囲まれた氷状結晶は、メタンハイドレードと呼ばれます。
牛乳パックのリサイクルは、1980年代に始まりました。
牛乳パックは、非常に純度の高い上質のパルプだけで作られています。
したがって再生紙にした時の利用価値も高いため、ぜひリサイクルをという消費者の声も手伝って、市民運動から始まって、生協や大手スーパーなどを中心に回収・再生が進められています。
ITTO加盟国における熱帯木材製品の消費・輸入状況(2015-16)をみると、中国の存在感の大きさが際立ちますが、その中で合板の輸入については、日本が輸入量全体の30%を占める第1位になっています。
日本における熱帯合板の主な用途は、家具、内装材、コンクリート型枠の3つで、特に型枠合板については、2015年度に使用された総量のうち93%が熱帯合板でした。世界の森林資源問題において、熱帯林の減少・劣化は気候変動問題とも関連して大きな課題となっています。
オーガニックコットンは、農薬や化学肥料を使わずに栽培される有機栽培綿のこと。
有機認証を得るには、3年間以上農薬や化学物質を使わずに栽培された農地で綿花を生産しなければなりません。
なお、綿花の栽培には、通常は大量の農薬が使われていて、世界の耕作面積の約2%にすぎない綿花栽培で使われる農薬(殺虫剤、化学肥料、除草剤など)は、全農薬使用量の約25%との統計もあります。
一方、綿の収穫後の製造工程においても、ケミカルな処理をなるべく少なくする場合が多くなっています。
オーガニックコットンとは、有機農産物生産基準に則して認証機関に認められた農地において、基準を守って育てられた綿花のことです。
米国のNPOテキスタイル・エクスチェンジ(Textile Exchange)が公表したオーガニックコットン市場リポート2020によると、2018-19綿花年度(2018年8月-2019年7月)の世界のオーガニックコットン生産高が前年度比31%増の約24万トンになりました。これは2009-2010年度に次ぐ高水準で、今後も増加が見込まれるとしています。
オーガニックコットンの生産国は、全世界の生産量の51%を占めるインド、同17%の中国、同10%のキルギスとトルコ、同5%のタジキスタン、同2%のタンザニアと米国の上位7カ国が世界の97%を占めています。
現在、オーガニックコットンが世界の全綿花生産量に占める割合はわずかに0.7%にとどまります。2018-2019綿花年度のオーガニックコットン作付面積は約36万haで、約22万の農家が生産に参加しています。
メタンは化石燃料(石油、石炭、天然ガスなど)の発掘や水田、湖沼、海洋などからも発生し、温室効果ガスの一つです。
メタンの大気中における現在の濃度は1.6-1.7ppmvで、近年の増加率は約1%とみられています。
シベリアのタイガの樹木を伐採すると凍土が融解し、地中より氷中に閉じこめられていたメタンが大量に発生し、地球の温暖化を加速するともいわれています。
エシカル(ethical)は、もともと「倫理的な」「道徳的な」といった意味の言葉ですが、近年はさらに踏み込んで、環境や社会への配慮を含む概念として使用されています。
エシカルファッションは、ファッションとしてのデザイン性など以前の問題として、環境や社会に配慮した倫理的に正しく製造されたものを評価する考えで、ファッション界ではこうしたエシカルな服装を身につけることがステータスとなってきています。
地球温暖化は「子孫の時代」にその悪影響が懸念されるものであり、今すぐ深刻な影響が出るというものではありません。
例えば、平均気温の上昇自体は、それだけで人類の生活を脅かすレベルなのではなく、その結果として起こる海面上昇、異常気象、生態系破壊などの大きな影響の引き金になることが重要なのです。
IPCC第5次評価報告書の統合報告書によれば、2100年までの範囲では、二酸化炭素累積排出量と、予測される世界平均気温の変化量の間に、強固で、整合的で、ほぼ比例の関係があることが明らかになっています。
1861-1880年平均と比べて人間活動を起源とする全気温上昇を、66%以上の確率で2℃未満に抑えるためには、1870年以降の全ての人為起源の発生源からの二酸化炭素累積排出量を約2,900ギガトンCO2(2.9兆トン)未満に留めることが必要です。
2011年までに既に累積で約1,900ギガトンCO2(1.9兆トン)が排出されていることから、累積排出量を約2,900ギガトンCO2未満に留めるためには、2012年以降の世界全体での累積排出量を約1,000ギガトンCO2、すなわち約1兆トンに抑える必要があるということになります。
現在、年率42Gt-CO2ずつカーボンバジェットが減少していると推定されており、環境省の試算によると、現行のペースでCO2を排出し続けた場合、10年から14年程度で1.5℃目標達成のために残されている累積排出量を使い切ってしまい、30年前後で2℃目標達成のために残されている累積排出量を使い切ってしまうと予想されます。
なお、カーボンバジェットに関する推計は不確実性も大きく、いくつかの要素で増減し得るとされています。
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