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CO2は二酸化炭素の化学式(組成式)で、「C」は炭素・「O」は酸素を表す元素記号。
炭素(C)が一つに対して酸素(O)が2つ結合した分子組成を表します。
素(C)と水素(H)が主体の有機物が完全燃焼すると、二酸化炭素(CO2)と水(H2O)などができます。
なお、二酸化炭素は赤外線領域の波長を吸収して温室効果を示し、大気環境を温暖に保つ一方、人為的な排出が地球温暖化の最大の原因物質とされています。
ブラジル、サンパウロ大学のアマゾンにおける測定によると、熱帯林では降った雨の74%までが樹木に吸収され、残りの24%が川に流れ込むということです。
樹木に吸収された水分は蒸発して再び雨となって地上に降り注ぎます。
こうした場所で森林が破壊されると降雨量が激減し、乾燥化が進行します。
カーボンニュートラルとは、ライフサイクルの中で、二酸化炭素の排出と吸収がプラスマイナスゼロになること。
植物は成長過程で光合成による二酸化炭素を吸収するため、木材等は焼却によって二酸化炭素を排出しても、相殺されて実際の大気中二酸化炭素の増減には影響を与えないとする考えです。
薪炭材の採取は、途上国の住民の生活のためのエネルギー源調達のために行われています。途上国では燃料を木材に依存していますから、薪炭材は伐採量の80%に上ります。これらの国々の人口の増加に従って需要が増大し、薪炭材の市場価値を高めることになりました。そのため、過度の伐採が続けられることになっています。
金星は、質量・大きさとも地球と同じくらいで、太陽からの距離も比較的近いにもかかわらず、金星の大気環境は地表近くで90気圧、組成の96%を二酸化炭素が占め、表面温度は二酸化炭素の温室効果によって400℃以上にもなります。
地球上には、大量の液体の水が存在するため、二酸化炭素を吸収・放出することで温室効果を調節し、気温調節の効果を担っていると考えられています。
砂漠化を進行させているのは、地球温暖化など他の環境問題と同様に人間であるという点を忘れてはいけないでしょう。
砂漠化の原因を為しているとはいえ、開発途上国の人々も生活をしているのであるから、代替手段を提供することなく、樹木を切るな、放牧をするななどと私たちがいうことは絶対にできません。
彼らにもより豊かな生活を営む権利があり、先進国に居住し生活している者たちが勝手に地球を支配して良いというのではありません。
これからも人口の急増が予想される砂漠化地域の諸国に関する問題は一層深刻になるでしょう。
「サヘル」とは、アラビヤ語で「岸辺」を意味することばです。
このサヘル地域は文字通り緑の岸辺なのです。六月下旬にやってくる雨期は、雨と共に「緑の前線」を伴ってやって来ます。
木々はいっせいに芽を吹き、草が萌え出し、そして二月に入り乾期が深まってくると「緑の前線」は再び南へ後退して、サヘル地域は元の殺伐とした半砂漠の姿へと戻ります。
人工衛星の写真を季節を追って並べてみると、サハラ砂漠に向かって緑地帯が「緑の波」のように寄せたり返したりしているのが理解できるでしょう。
アマゾン川流域の熱帯雨林は、世界に残っている熱帯林の3分の2を占めており、地球の将来の二酸化炭素濃度を決める重要な鍵を握っています。
アマゾン川流域の熱帯雨林が「地球の肺」といわれているのはこのためです。
熱帯雨林をいかに巧みに管理し、地球規模の二酸化炭素の収支を改善する方策を講じられるかどうかが今後の課題なのです。
グリーンカーボンは、葉緑素を有する陸上の植物が光合成によって固定する二酸化炭素由来の炭素を指します。
ブルーカーボンは、海洋生態系によって海中に蓄積される炭素を指します。
ブラックカーボンは、大気中を浮遊する微小粒子(エアロゾル)成分の一つで、大気汚染物質であると同時に、太陽光を吸収する性質があることから、大気を加熱したり、積雪や海水面に沈着して太陽光の反射率を下げることで地球温暖化の原因物質の一つともみなされています。
大気中の二酸化炭素濃度が上昇し始めたのは、人類が化石燃料を使いはじめ、本格的に工業生産を開始した、18世紀末の産業革命以降のことです。
産業は日を追って発展、機械設備の動力源として石炭を始め化石燃料が消費されるようになりました。
大気中の二酸化炭素濃度は、工業化(1750年)以前の平均的な値は278ppmとされますが、2020年の世界平均値は413.2ppm(温室効果ガス世界資料センター(WDCGG)解析)と、大幅に上昇しています。
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