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冷蔵庫は、庫内から吸収した熱と、そのために働いたモーターなどからの熱とを庫外、すなわち室内に放出しており、家の中では電気ヒーターとして機能しています。
そこで、密閉性の高い室内に冷蔵庫をおくと、夏には冷蔵庫の排熱も含めて冷房の負荷となるうえ、冷蔵庫自体の効率も下がってしまいます。
省エネのために冷蔵庫は風通しのよいところに置きましょう。
2020年4月に公表された資源エネルギー庁総合エネルギー統計によると、2020年度と2013年度の比較による最終エネルギー消費量増減率は、運輸は-16.3%、産業及び業務部門では-15.1%と削減していますが、家庭においては-6.6%と小幅にとどまっています。
古い型の家電製品を省エネ性能の高い最新のものに変えていくことで、エネルギー消費量及び二酸化炭素排出量のさらなる削減が見込めます。
家庭やオフィスからの排水は、そのまま処理場に流さず、簡易な処理をほどこしてトイレの洗浄水などの中水道として活用することにより、上水道の供給量を削減し、水源開発や給配水にかかるエネルギーの節約になります。
また、水処理のプロセスは、できるだけ物理化学的プロセスではなく、微生物や植物の機能を生かした自然的プロセスを用いることで省エネに貢献できます。
家庭のエネルギー消費の最大のものが風呂の湯沸かしです。
家族が風呂に入る時には、間を空けずに続けて入浴することで、お湯の温度低下を防ぎ、沸かし直しなどに要するエネルギーを節約し、二酸化炭素の排出を削減することができます。
浴槽の容積を約200リットルとした場合、毎日お風呂のお湯を張り替えれば、年間の使用量は約73,000リットルになります。
この分の水を有効活用できれば、水道料金が1リットル当たり0.2円とした場合、年間で14,600円分が節約できる計算です。
2020年度の部門別CO2排出量の推移(電気・熱配分後排出量)は、2013年度比で、産業部門では23.3%の減少、運輸部門で17.6%減少、業務その他部門で23.2%の減少、家庭部門で19.8%の減少など、全体としては21.7%の減少となりました。
一方、2019年度比では、全体で5.9%の減少だったものの、家庭部門では4.5%の増加となっており、2050年度カーボンニュートラルの実現に向けて、より一層の削減が必要となります。
夏は、水道水温が気温より低いため、朝に水を張って水道水が日中の気温で暖まってから沸かすのがよいでしょう。
逆に冬は水道水温が大気温より高くなるため、水道から出た水が大気によって冷やされないように、沸かす直前に水を張る方が省エネになります。
水道の蛇口はこまめに止めて、何かを洗うときにはバケツや洗面器に一度水をためてから使うことにより、少ない水で済ますことができます。
歯磨きや食器洗いの時に水道水を流したままでいると、通常の蛇口の利用状況(13mm胴長水栓で水圧0.1MPaのときに蛇口の開度を90度とした場合)では、毎分12リットルほどの水がむだに流れることになります。
水道の蛇口はこまめに止めて、何かを洗うときにはバケツや洗面器に一度水を貯めてから使うことにより、少ない水で済ますことができます。
庫内の温度は必要以上に下げず、加熱調理後の食品も十分に冷めてから収納します。
また扉の開閉の頻度を減らし、一回にあけておく時間も短くすることにより冷気がむだになりません。
そのためには、庫内がよく見えるように収納量を容量の1/3程度にして整理してしまうことが重要です。
また食品などの保管は繰り返し使用のできる容器を用いて、使い捨ての容器などの使用を控えることで省資源にもなります。
パッシブソーラーとは外部からのエネルギー供給なしで、太陽からのエネルギーだけでシステムを運用する技術です。
建物の南面の断熱ガラス、蓄熱コンクリートの利用など建物本体の素材や設計の工夫、熱や空気の流れのコントロールを配慮した設計などによってかなりの省エネ効果が得られます。
また、庭への植栽などは、夏冬の日射のコントロールや蒸発散作用によって夏に回りの気温を下げる効果が期待できます。
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