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2019年度の飲み物用の紙パックの原紙使用量は年間約2,166,000トン。1リットルの紙パック1個当り30gとすると約72億本に相当します。これを日本の人口1.2億人で割ると、1人あたり年間約60本を使っている計算になります。要するに、1週間に約1個/人というわけです。
なお、全国牛乳容器環境協議会発行「2020年版飲料用紙容器(紙パック)リサイクルの現状と動向に関する基本調査」によると、使用済み紙パックの回収率は、32.3%(産業損紙・古紙を含む)だったとのこと。店頭回収が微増した反面、集団回収等及び学校給食用牛乳パックの回収量の減少などによって、前年度の33.9%より1.6ポイントの減少となり、2015年以降年々減少しています。
年々の漁獲量は資源量、回遊量、漁場、漁獲努力などの要因に左右され、大きな変動があります。
地球の温暖化が魚介類に及ぼす影響を正確に予想することは困難。日本の沿海域は北海道の南岸域を除くと、ほぼ黒潮や対馬海流などの暖流の影響下にあります。
特に黒潮は、水温が高いときには、流量が少なくなる、直進型の流路を取る、北偏しないといった傾向があり、暖流域では水温上昇が小さいと推測されています。
バーベキューや焼き鳥に使われる炭の中でも、炭質の堅い「備長炭」と呼ばれるものは火力が強く長持ちするために高価で取引されています。
本来は在来種のウバメカシを原料にしていましたが、木質が似ている熱帯・亜熱帯のマングローブで伐採された木々から作られた炭が大量に輸入されるようになっています。
なお、マングローブとは特定の樹種を指すのではなく、熱帯・亜熱帯地域の潮間帯に生育する樹木の総称です。そのため、炭の性質にもばらつきが見られます。
グルメやアウトドアブームで消費量が増えている炭ですが、実は海外のマングローブ林を伐採して作られたものかもしれません。
乾燥地においては、灌漑農業は生産高が他の農法より高く、生産量も安定しています。
従って、今後も比率は高くなるものと考えられます。
しかし、灌漑における水管理が不適切なものであったり、土壌の管理を誤ると、水資源の枯渇、土壌の塩性化、地下水の二次的な塩性化といった問題を引き起こし、砂漠化を進行させることになります。
乾燥地域では、各種の塩類は土壌の比較的浅い部分にも分布し、この土壌に大量の水を与えると土壌の塩性化を引き起こすことになります。
砂漠化の深刻な乾燥地の農業においては、自然環境に急激な変化をもたらすような近代化は好ましくありません。
地域の自然環境や生態系を正しく把握し、その土地の生産力を向上させる近代化を図るべきです。
数千年にわたる乾燥地の農耕の歴史は今日の農業にとっても意義があり、土と水を大切に守ってきた伝統的な農法を基にして生産性を高めることが、農地の永続性を保ちうる最良の方法ではないかと考えられます。
合理的な農業の基盤整備、自然エネルギーの開発利用、適応する緑化植物の導入、さらに生産性の高い作物の開発は現代の技術がこれを可能にします。
一般的に作物の生産力は温度が高い方が大きいため、温度上昇による作物生産が増大する地域もあります。
しかし、降水パターンの変化、病虫害や雑草の発生の変化など阻害要因の増大、海水面の上昇による農地の水没や冠水、対流圏オゾンの増加による光合成の阻害などにより作物生産が減少したり、弱った植物に病虫害が発生したりする地域もあると考えられます。
そこで、新たな品種改良や栽培技術の導入、灌漑施設の更新などが必要となります。
ローマ帝国時代のような古い時代には、生産力の衰えた土地は放棄され、新たな森林を切り開いて農耕地や放牧地として利用していました。
これが、ヨーロッパ諸国などの土地の荒廃と森林減少の原因になりました。
今日では、開発の限界の認識や資源保全の考えが定着し、先進諸国の森林減少は鈍化しています。
ところが、単位面積あたりの収量を確保するため、肥料や農薬を大量に使用することが一般化し、あらたに自然環境の汚染の問題が発生してきました。
ゼロ・エミッション(廃棄物ゼロ)の概念に沿った企業間連携のことをクラスタリングといいます。
端的にいえば、ある業種では廃棄物として扱われるものが、他業種では資源になり得ることに着目した試みです。
一例を挙げれば、ビール工場と養殖場の組み合わせがあります。
具体的には、ビールの醸造過程で廃棄される穀物カスと大量の排水・廃熱を養殖に利用します。
あるデータによると、同じ量の穀物カスを蓄牛と魚介類に与えた場合、後者から得られるタンパク質は前者の4倍にもなるといいます。
落花生は、セネガルの主要農産物であるとともに主要輸出品になっていますが、もともとは外来の植物で、フランス植民地時代に輸出用の落花生栽培と加工(油と搾りかす)が推進されました。1960年の独立後に経済が多様化する中でも、長期にわたって外貨の稼ぎ頭としてセネガル経済の中心に位置付けられてきました。
ただし、その生産の中心は、企業として経営されるプランテーションではなく、個々の農家である点が特徴となっています。
現在、全世界の落花生生産量(殻付き)は約4232万トン(2014年FAO統計)、うちセネガルの生産量は約669千トンと、世界のTOP10にランクインしています。
アグロフォレストリーとは、樹木を植栽しながら、同じ土地で耕作などを行うことで、森林保護と作物栽培を共存させる伝統的な農法です。
アフリカの農業優等国であるカメルーンなどの熱帯雨林で実施されてきました。
カメルーンの農業を支えてきたアグロフォレストリーですが、特に南部熱帯降雨林地帯では、人口圧の上昇と、悪化の一途をたどる経済危機を背景に、大きな転換期を迎えています。
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