エコライフ検定は、誰でもチャレンジできます!
二酸化炭素の発生は人類のあらゆる活動と関連しているため、その削減のためには、人類のすべてがあらゆる場面で対応することが重要です。
一部の専門家や科学者などに対応をまかせておけば済むといった問題ではないのです。
これまでに達成した社会経済の発展を享受しながら二酸化炭素の発生などの環境への負荷を削減するためには、日常生活のあらゆる場面でのきめ細かな対応が重要となります。
人類の活動によって、自然の働きでは分解されにくい物が作られ、消費され、いらない物が投棄され、環境中にたまり、悪い影響を及ぼすのです。
地球の大気は、対流圏で12kmほど、海洋の深さも最大で10kmほどしかありません。この薄い層の中が人の活動で汚され、好ましくない影響が出始めました。日光や微生物など自然界の働きでは分解されにくい物がつくられ、それが環境の中にたまり、環境に悪い影響を及ぼしています。そのうえ機械や技術が進歩し、海を埋め立てたり、森林を根こそぎつぶしてしまうことができるようになり、環境に好ましくない影響を与えています。
MSC認証は、持続可能で適切に管理されている漁業であることを認証する「漁業認証」と流通・加工過程で認証水産物と非認証水産物が混じることを防ぐための「CoC(Chain of Custody)認証」の2種類の認証からなる認証制度です。認証機関は、持続可能な漁業・水産資源の普及を目指す国際非営利団体「Marine Stewardship Council(海洋管理協議会)」。
グリーンマーク制度は、古紙の利用拡大と紙のリサイクル促進を目的に、公益財団法人古紙再生促進センターが表示の認証を行う制度です。
エコマーク制度は、ライフサイクル全体を考慮して環境保全に資する商品を認定し、表示する制度で、公益財団法人日本環境協会が認証しています。対象となるのは、文具、日用品、事務機器のほか、ホテルやカーシェアリングなど幅広い商品(物品、サービス)で、商品の類型ごとに認定基準を設定しています。
FSC認証制度は、環境団体、林業者、木材取引企業、先住民団体、地域林業組合等の代表者から構成されるNPO「Forest Stewardship Council(森林管理協議会)」が認証する制度で、適切な森林管理が行われていることを認証する「森林管理の認証(FM認証)」と、森林管理認証を受けた森林から算出した木材・木製品であることを認証する「加工・流通過程の管理の認証(CoC認証)」の2種類からなります。
私たちの暮らす地球上には、およそ14億km3の水があると言われています。
その大半を占める約97%が海水で、淡水は3%しかありません。
しかも、ほとんどが極地の氷雪として存在していて、私たちの生活に使える水(河川や湖沼、地下水)は、地球上の水のわずか0.8%と言われています。
一方で、世界の水使用量の増加は、人口の増加以上に急速に伸びているといいます。
産業革命の頃から、人類は鉄などの材料を用い、これに蒸気機関、内燃機関などの動力機関を組み合わせて、より早く、より強い「文明の利器」を手に入れてきました。
こうした便利な機械は農作業や漁業、そして工業製品の製造や輸出入などを活発にして私たちの暮らしを便利で豊かなものにしてきました。
その結果、同じ「一日の生活」、すなわち3回の食事やそうじ、洗濯などを行うために、それ以前の人類が必要としたエネルギーの何十倍、何百倍ものエネルギーを必要とするようになりました。
しかも人類の数も増え続けているので、そのエネルギー消費による影響は地球全体の環境を脅かすまでに大きくなってしまったといえるでしょう。
二酸化炭素の排出を抑制するには、化石燃料の消費を抑制するのが最も効果的です。
しかし、消費を抑制するためには同時に安価な代替エネルギーの開発を進めるとともに、国際的な合意のもとで不公平のないように、環境税のような経済的手段を導入したり、先進国と途上国とが協力して対策を進めるような手法の開発が重要です。
日本国内の衣服の消費・利用は増えている一方で、衣服1枚当たりの価格は年々安くなっています。国民1人当たりの年間平均消費・利用状況は、購入枚数が約18枚に対して、手放す服が約12枚、着用されない服が25枚と試算されています。つまり、手放す服よりも購入枚数が多く、1年間で1回も着られないままの服が1人当たり25枚もあるのです。
手放された衣服は、大きく分けると、衣服のままの利用(知人や友人に譲渡、リサイクルショップ・フリマアプリなどを通じて売却など)、資源として回収、ごみとして廃棄の3種類に分かれます。現在は、ごみとして廃棄される量が7割近くを占め、海外輸出を含むリユースが2割、資源としてリサイクルされる量が14%ほどと推計されています。
現在、日本で売られている衣服の98%が海外から輸入品です。海外の衣服でも原材料調達や製造過程で環境配慮しているメーカーやブランドを選ぶのはよいのですが、やみくもに海外からの輸入品を選ぶだけでは不正解。国際認証や環境ラベルの表示なども参考に、服の素材や生産ルート等に関心を持ってください。
タンスの肥やしになっている服は、思い切って断捨離して、おさがりとして譲ったり、リサイクルショップやフリマアプリを活用して売却してみてはいかがでしょうか。ただし、断捨離した結果、ごみとして捨ててしまうのでは、サステナブルファッションとは言えませんよ。
今日まで我々が築いてきた文明は、その多くを石油などの化石燃料の消費に依存しており、多量のエネルギー消費を前提としています。
そこで、地球温暖化の対策を考える時に、最も基本となるのは、こうしたエネルギー多消費型の社会形態や価値観について再検討を加える必要があるということです。
自然環境を人間の活動に都合の良いように変えるための機械や技術が発達し、海洋を埋め立てたり、森林を根こそぎつぶしてしまうことが可能になりました。
このような自然環境を変貌せしめる工事の光景が何処においても日常普通に見られるようになってきました。
このことが地球環境問題を引き起こす大きな原因の一つなのです。
Copyright (C) 2009 ECO NAVI -EIC NET ECO LIFE-. All rights reserved.