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「北海道で飲食店をやりながら生きていく」バックナンバー

0202023.05.23UP山菜の王様、たらの芽の畑へ。

山菜採りのシーズン

皆様ごきげんよう。
すっかり春になりましたね。

自分のお店の方はGWも昼から営業しており、
落ち着けば5月も中盤が過ぎ、そして山菜採りのシーズンになりました。

なかなか体が休まりませんが、山菜は生えてますしね。
気張って行ってきましょう!

今日は、狩猟で山を歩いていた時に発見した、たらの芽の群生地帯に行ってみようと思います。

湖が一望できる場所です。
気持ちがいいですね。

狩の時期になるとこの湖に鴨がたまります。
雄大な自然を感じながら狩猟をできるのは幸せです。


山奥に入る方は、GPSや熊鈴、熊スプレーなど、装備を万全にして臨みましょう

さて、それでは山に上がっていきます。
近年は北海道は熊の出没が相次いでおり、あまり山奥には入っていませんでしたから、久しぶりです。

ここから山に入っていきます。

車が小さく見えるとこまで上がってきました。


近年アウトドアブームで、山菜採りをはじめられる方も多いですが、山奥に入っていくと熊に遭遇する危険があって本当に危ないですので、GPSや熊鈴、熊スプレーなど、装備を万全にして臨みましょう。

さて、山を上に歩いていくと...


あちこちに群生するタラの木々。

着きました、タラの木畑です。
半信半疑で来ましたが、しっかり芽が出ています。


収穫のタイミングが難しい

少し葉が伸びたタラの芽、個人的に最高の状態

タラの木は、平地から標高1500メートル以上までの原野、河岸、森林、林道脇など、日当たりのよい山野に自生しています。
山を歩くとよく見かけますが、アクセスがしやすく、群生してる場所はなかなかないので、本当に貴重な場所です。


木を折らないようにゆっくり引っ張って取ります。
タラノ木は折れやすいので注意です。

タラの芽は少し早いと芽が出ておらず、旬が3日ずれると伸びすぎてしまうという山菜なので、収穫に行くタイミングがなかなか難しいです。

アームつきの高枝切りハサミ等あると楽ですね!
色んな用途に使えるので、自分も購入しようと思います。


毎年、雪解けが早い遅いありますが、札幌近郊だと5月10日辺りがタラの芽シーズンではないでしょうか。
山を歩いて、いい運動にもなりました。
自然は人間を鍛えてくれますね。


アズキナのスポット

帰りに一つアズキナのスポットに寄りました。
大分おだってますが、茹でて刻んで餃子に入れようと思います。

アズキナ餃子なんて、独特の料理で美味しそうですよね。


タラの芽天丼

たくさん採れたタラの芽

これだけのタラの芽を採ったのは初めてです。
一番果は残してきたので、また来年もたっぷり採れると思います。
山の恵みに感謝ですね。


土鍋で炊いたご飯(鶏ひき肉入り)

では、タラの芽でちゃちゃっとお料理作りましょう!
作るのはタラの芽天丼です!

まずは土鍋でご飯を炊きます。
タラの芽だけだとさすがに味気ないので、少し鶏ひき肉をいれて、醤油とみりんを少々入れて炊きます。


タラの芽の天ぷらを揚げる

ご飯が炊きあがる間に、タラの芽の天婦羅を揚げます。
市販の天婦羅粉をといて、小麦粉をまぶしたタラの芽を絡めて揚げます。
タラの芽の天婦羅はとても揚げやすくて、カラッと揚がりますよ!

揚がったタラの芽天婦羅を、炊けた土鍋ご飯に盛り付けて、タレをかけて完成!

天婦羅ごとザクザクと、ご飯に混ぜていただきます。
これがしっとりサクサクで、美味しいんです!


盛り付けたタラの芽天丼

土鍋でご飯を炊いて、天婦羅を乗せるだけ!
見た目もいいですし、アレンジも簡単なので、是非皆さんやってみて下さいね!


春になった北海道は、あちこちの山で熊が出没しています。

皆さんも山に遊びに行く時は必ず、熊鈴と熊スプレーは準備して行って下さいね。

それではまた!


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バックナンバー

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  2. 002「北海道には、銀聖という鮭がおりましてな。」
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  4. 004「狩猟をはじめて4年がたった。」
  5. 005「行者にんにくの季節が始まる。」
  6. 006「北海道の竹の子といったら笹竹を取りに行く。」
  7. 007「令和2年度 北海道での狩猟の始まり」
  8. 008「北海道の狩猟、雪原の狩猟の始まりだ。」
  9. 009「雪原の狩猟、豪雪深まる。」
  10. 010「北海道の狩猟は4月で終わり。今期の狩猟も無事に終えた。」
  11. 011「北海道の山菜料理。」
  12. 012「夏の雄大な自然 北海道 日高への渓流釣り」
  13. 013「ハンターになって5年目の猟期」
  14. 014「豪雪の北海道。忍び猟で鹿群れへ行く」
  15. 015「北海道、冬の漬物といえばニシン漬け。」
  16. 016「すっかり収穫量も増えた春の山菜達。」
  17. 017「北海道の川遊び、千歳川へスジエビ採りに行く。」
  18. 018「料理屋が教える、鹿肉ハンバーグの作り方。」
  19. 019「蝦夷鹿のスカルトロフィーの作り方。」
  20. 020「山菜の王様、たらの芽の畑へ。」
  21. 021「自分のお店 居酒屋 酔九屋(つくもや)のお料理をご紹介。」

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