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「北海道で飲食店をやりながら生きていく」バックナンバー

0082020.12.22UP北海道の狩猟、雪原の狩猟の始まりだ。

蝦夷地の狩猟最盛期の到来だ。

 北海道の山々に雪が降った。
 蝦夷地の狩猟最盛期の到来だ。

夕張の山へ出猟

夕張の山へ出猟

 札幌からアクセスのいい、夕張の山へ出猟。
 ここには初めて来るので、二手に別れて鹿を捜索します。
 正直いなくてもいいんです。狩猟にはいろんな山の情報が必要なので、『ここにはいない』っていうのも、貴重なデータになります。


雪山に一人、鹿の事と、自分の命の事だけ考えて、歩く

雪山に一人、鹿の事と、自分の命の事だけ考えて、歩く

 雪山猟の何がいいって、誰もいない広大な雪山を歩くって事ですね。
 言い表せない物があります。
 鹿の事と、自分の命の事しか考えてないですから。
 雪山に一人、一生懸命にそんな事を考えれる時間なんて中々ないからね。
 クライマーの方とかこんな風に思ってませんかね。どうでしょうか?


鹿の足跡を見つけました

鹿の足跡を見つけました

 そうこうして歩いていると、鹿の足跡を見つけました。


この山の上に続いています

この山の上に続いています

 この山の上に続いています。


さぁ、忍び猟の開始です。

山の斜面から、『キャン!』と鹿の警戒音が聞こえてきました

山の斜面から、『キャン!』と鹿の警戒音が聞こえてきました

 ゆっくり歩いて行くと、『キャン!』と鹿が鳴きました。鹿の警戒音です。

 こちらも『ピィー』と笛を鳴らしてみます。警戒している鹿に仲間だと思わせるためです。
 止まってよく目を凝らすと、鹿が頭だけ出してこちらを見ています。
 立射で狙う。
 頭しか狙えない、的が小さい…。
 発砲!
 そして、現場に歩きます。
 さて、どうだろう…。


当たったようです

当たったようです

 当たってる…!


血痕ありだ!

血痕ありだ!

血痕ありだ!

 雪の上に散る鮮やかな血の色。雪山猟だからこそわかる色です。
 この血痕を追って、獲物の場所を探します。


ヘッドショット

ヘッドショット

 鼻先に当たってました。
 何とかヘッドショット。


倒した鹿はすぐに解体です。

背開きして解体

背開きして解体

 まずは背開き、いちばんいいとこを先にとります。
 倒した鹿はすぐに解体です。
 血抜きが大事といますが、鹿はもう死んでいるので、血を抜きようがないんですね。

 なので、解体してすぐに肉を冷やします。
 こうやるとね、美味しいですよ。


ナイフはオピネルのカーボンスチールを使用してます

ナイフはオピネルのカーボンスチールを使用してます

 ナイフはオピネルのカーボンスチールを使用してます。
 2000円くらいかな?
 山でなくしてもいいようにと、安めのナイフを購入しましたが、とてもよく切れるので重宝してます。
 錆びますけどね。欠けるし。
 しかし、研げば綺麗になるし、切れる。
 折り畳めるのもいいんだよなぁ。

 いいナイフは沢山あります。
 自分だけの一本が見つかるといいですね。


背開きはこんな感じで背ロースをとっていきます

背開きはこんな感じで背ロースをとっていきます

 これは過去の写真ですが、背開きはこんな感じで背ロースをとっていきます。


太いメスのモモ肉

太いメスのモモ肉

 モモ肉も解体。
 太いメスのモモ肉、美味しそうです。

本日の収穫物

本日の収穫物

 背ロース2本、鹿舌、心臓、モモ肉 を回収して、山を降ります。残りの肉は山に返します。
 今日はアイゼンも履いてなかったため、機動力を温存。安全第一です!


山の食事も、狩猟の醍醐味です。

山で食べるカップヌードルはなんでこんなに美味しいんだろうか??

山で食べるカップヌードルはなんでこんなに美味しいんだろうか??

 山を降りて、カップ麺を食べます。
 仲間の方がいつも用意してくれます。感謝ですね。
 山で食べるカップヌードルはなんでこんなに美味しいんだろうか??
 山の食事も、狩猟の醍醐味です。
 今度は鍋でもやってみたいな。


 さてさて、最盛期に突入した蝦夷地の狩猟でございます。
 次回は、アイゼンやスノーシューズを履いた狩猟になるかと思います。

 乞うご期待下さいませ。

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