近年希にみる豪雪で、北海道の除雪は追い付かなくなっており。
雪山も大変な積雪です。林道は閉鎖され、車で入れないハンター達は撤退を余儀なくされております。
しかし、我らのチームは忍び猟が主流の為、スノーシューを履いて、ブルーオーシャンへ突入です。
何事も、みんながやらない先に果報がある物ですからね。
早速、すぐ右手の山に鹿の群れを発見しました。
物凄い数です。
しかし、ここは発砲禁止なので、見逃します。
あんなゆったりとした群れを見るとウズウズしますね。
回り込んで、猟場まで追う事にしました。
急な斜面ですが大丈夫。
体を鍛え上げておくっていうのは役得があります。
雪は深いですが、少し先に歩くと、物凄い鹿道ができていました。
凄いです。道路になっていますね。
斜面を登る鹿道もありました。ここらから上がりましょう。
一応、谷に落ちた時の為にアイゼンも積んでいます。
積雪がひどいと、スノーシューでは山を登れません。
経験済みなので、それを生かします。
…。というか、あまりにも鹿がいますね。
写真をとる余裕すらあります。
すごいですね。これだけ鹿を見られたら、狩猟が楽しいです。
しかし、現実はもっと厳しいです。鹿がいない、そのギャップにやめていくハンターの方達も多くいます。
時期によって変わる猟場を、やっとの思いで発見してきました。
山との知恵比べは、壮大なゲームのようでやめられません。
経験の為と、角を持って止めを指そうと思いましたが、上手くいきません。
もっと腰をいれてしっかりと向き合わないといけませんね。
鹿は反撃してこないですが、それでも相当怖いです。
肉を雪に投げて冷やします。
雪国の猟師特有の方法です。
これで鮮度ばっちり。
今日行った猟場は、鹿が沢山いたので、ムキになって大量発砲してしまいました…。
新型コロナウィルスの影響で、外国からの銃弾入荷が少なくなってある為、僕ら猟師も買い控えをさせられている状況です。
自分の残弾も残り1発…。
今期の狩猟は終わりのような気がします。
まぁ寂しいですが、猟師人生で一番鹿を見た日なので、よしとします!
なので、次回はそうですねぇ。
北海道の郷土料理。
「鰊漬け」という漬物の作り方でもご紹介しましょうか!
とても美味しい、北海道で冬に作るお漬物。
しかし、家庭やお店での作り手はどんどん減っているようです…。
来道した際は、是非手作りのお店を探して食べてみて下さいね!
それではまた!
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