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「北海道で飲食店をやりながら生きていく」バックナンバー

0102021.04.27UP北海道の狩猟は4月で終わり。今期の狩猟も無事に終えた。

3月になって雪が溶けると、越冬地の山からシカが姿を消す

北海道の狩猟地図です。猟期終了の部分はこのように表示されます。

北海道の狩猟地図です。猟期終了の部分はこのように表示されます。

 狩猟の時期も3月にも入ると、日高方面は狩猟禁止となり、入山できる範囲がグッと狭くなります。

 この時期が一番狩猟の難しい時期かもしれませんね。
 狩猟者が山に集中しますし、雪が溶けているので越冬地の山からシカが移動するのですよね。
 どういう事かっていうと、今までいた山にシカがいなくなります。


 この山はシカの越冬地ですが、3月になるとその姿を消します。
 雪が溶けて笹が出てくると、シカは山を降りるからです。

雪が溶けると、今までいた山にシカがいなくなる

雪が溶けると、今までいた山にシカがいなくなる


積雪量を物語る、樹皮食いの跡

 12月頃に来ればシカもたくさんいたのでしょうが、積雪が最盛期の山は、スノーシューが効かないこともあるので、入山を躊躇します。
 他にもたくさん山々がありますしね、難しいものです。

豪雪地帯では、シカたちは山にこもって冬を過ごすのです。

豪雪地帯では、シカたちは山にこもって冬を過ごすのです。


 そこら中で木が食べられています。

樹皮食いの高さが、積雪量を物語っていますね。

樹皮食いの高さが、積雪量を物語っていますね。

しかしものすごい樹皮食いです。

しかしものすごい樹皮食いです。


増えるエゾシカー令和元年の被害総額は、38億円

この時期のシカは、毛の生え代わりの時期なので、独特の体毛になっています。病気等ではありません。

この時期のシカは、毛の生え代わりの時期なので、独特の体毛になっています。病気等ではありません。

 近年、シカが急増しています。
 狩猟人口の減少はもちろんですが、ここ3年ほどは、入林規制があり、狩猟がしづらくなりました。
 そのため、自分の仲間達も顕著に狩猟を控えており、シカの増加に拍車をかけていると考えています。
 エゾシカは現在66万頭生息していると言われています。
 20年前の2000年頃は40万頭でしたので、確実に増えています。令和元年の被害総額は38億円とのこと。

 ちなみに、牧草は18億円ほど鹿に食べられています。被害総額の約半分…。
 こうして、数字や環境を洗い出してみると、僕たち猟師の存在意義も見いだせますね。


充実した猟期の締めくくりは獲れたてのシカのレバニラ

 レバーは臭みなく、プリっとしていてすごく美味しかったですね!

狩猟最終日は仲間達とのキャンプで終えました。

狩猟最終日は仲間達とのキャンプで終えました。

獲れたてのシカのハツとレバー。

獲れたてのシカのハツとレバー。


鉄板で焼いて。

鉄板で焼いて。

レバニラを作って食べました。

レバニラを作って食べました。


 山の恵みがしばらく食べられないのは残念ですが、今年はたくさんのシカ肉を獲って、まわりの方々に配って喜んでもらえましたし、充実した猟期でした。
 安全猟を心掛けていますが、今期も五体無事であること、これほどありがたいことはありません。
 猟具を整え、次の猟期に備えたいものです。

 さて、4月に入り、北海道では馴染みの山菜、『行者にんにく』の収穫が始まっております。

 次回は、北海道の山菜料理のことなどをお話しできればと思います。
 ではまた!

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