さて、10月が始まり、今期の狩猟も始まりました。
毎回この日は安全猟を心掛けるのですが…。早速初日からはまってしまいました。
まずは落ち着いてウインチで脱出します。
無事に窪みから脱出しましたので、チェーンソーで枝を集めて埋めていきます。ローギアに入れて、バックで無事に脱出。猟期前にウインチとチェーンソーの整備をしっかりと行っていたのが功を奏しました。
山では安心して手順を踏む事が大事ですね。焦って判断を謝ってしまつと、一瞬で状況が悪化してしまうので、道具に安心感を持つのが重要だと思います。
ここから先は車では走行できないので、歩いて狩猟をします。
やっぱり山はいいですね。有機物に溢れています。
「落葉」というキノコは、8月~10月に生える茸で、猟期始めに山を歩くとチラチラと生えています。キロ5~6000円する高級茸です。
天然栗というのも、今では中々見かけないのではないのでしょうか?
栗仕事というのも、料理人の大切な仕事ですね。ご家庭では手間がかかりすぎますから。
(※狩猟中の山菜取りや釣りは違法なのでやめましょう)
そうこうしている内に、鹿が現れ発砲をしました。
今期初の発砲ですね。当たっているでしょうか?
ベットリとした血痕ですね。いい所に当たっているでしょう。
鹿の追跡は何度やっても楽しいです。これぞ狩猟の醍醐味ですね!
オンタ捕獲です!やりました! 至近距離でしたが、撃つ時はやはり緊張しますね。いくら近くても、外す時は外しますので。
さて、肉が悪くならない内に解体をしていきます。
この時期、鹿は冬に向けて脂肪を蓄えます。改めて見ると凄い脂ですね。これはいいお肉です。
鹿は心臓を撃ち抜かれた状態でも、何百mも走る事があります。オスの鹿は特に強いですね。
両腿も持っていきましょう。あまりわからないですが、オス鹿のモモはとても大きいです。皮と骨がついている状態だと、15~20kgあります。
しっかりと目印をつけて何度も往復し、肉を運びます。
この作業はいつも汗だくになりますが、猟期が始まった事を実感する事でもあります。命の重みです。
絶景の中の大自然に一人、狩猟をする自分。
今年もこの時がやってきました。
かけがえのない時間を大切にしつつ、今期も安全猟を心掛けて、狩猟に励みたいと思います。
Copyright (C) 2009 ECO NAVI -EIC NET ECO LIFE-. All rights reserved.