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「北海道で飲食店をやりながら生きていく」バックナンバー

0192023.02.14UP蝦夷鹿のスカルトロフィーの作り方。

皆様ごきげんよう。
狩猟も後期を迎え、山には雪が降っておりますが、相変わらず狩りに明け暮れている日々でございます。

最近は初めて、キジをとったり、
雪にはまったハンターを助けたりしていました。

キジの猟期は10月~1月末まで。

80才のじい様。とても元気でした。自然は人間を元気にいさせてくれますね。


さて、今回は蝦夷鹿のスカルトロフィーを作ってみましょう!

エゾシカの捕獲

猛々しい雄鹿

それではまず、雄の鹿を獲ってきます!!


ノコギリで首を切断

鹿がとれましたら、ノコギリで首を落とします。


これから顔の皮を剥ぎます

顔の皮はいらないので、剥いで山に埋めていきます。


皮剥のシーンは割愛しますね。
血だらけでショックな画像です。

下処理① 大鍋で6時間煮込む

そして、剥いだ顔を大鍋でコトコト煮ていきます。
この時ついてる肉が少ないと処理が楽です。


角の先までヒタヒタに入れて下さいね。
角の根元の皮も綺麗にしたいです。

これでまず6時間ほど煮ます。
6時間煮ると、肉も大分溶けてきます。

角の先までヒタヒタにして、6時間ほど煮込む

6時間後


下処理② ポリデントを入れて、さらに4時間ほど煮込む

一度取り出して、
綺麗な水でもう一度、4時間ほど煮ます。

バットに取り出したスカル

綺麗な水で再び煮る


ちなみに自宅で行う場合は、もの凄い鹿臭くなりますので、家族の許可を必ずとりましょう!
てゆーか、ガレージ等で煮込んだ方が安牌です。


ポリデント投入

ここでポリデントを投入します。
大体24錠剤くらい入れてもらっていいです。


つるんとした鹿のスカルが完成

4時間も煮込むと…。
漂白もされてつるんと綺麗な鹿のスカルが完成しました。


洗浄

浴槽で洗浄

このあと、お風呂で洗浄していきます!
汚れるので、自分も裸になって洗いましょう。
繰り返しになりますが、必ず家族の許可をとりましょうね笑


シャワーを当てて、しっかりと洗浄

主に洗浄する部分は、脊髄の先の脳ミソです。
ひくくらいの肉片が出てくるので、シャワーをしっかり当てて洗浄して下さい

これも外でできればいいのですが、僕ガレージ持ってないんです…。


フォークを使ってどんどんかき出しましょう

この角の黒いとこは松ヤニなので、フォークの先でガリガリとると綺麗になりますよ。


壁に吊るす

輪ゴムを巻いて、乾燥による割れ防止にする

さて、洗浄が終わり1日ほど乾かします。
輪ゴムを用意して、鹿の鼻に巻きます。
乾燥割れを防止するためですね。


100均で購入したネジフックとビニール被覆針金

乾燥してる間に100均でフックと針金を用意しましょう。
ビニール膜の針金がオススメです。
鹿の骨が傷つきにくいです。


壁に取り付けたネジフック

壁にフックを2つ取り付けてもらって。


脊髄を中心に左右に2箇所、針金の輪っかを作ります。

針金をかけて輪っかを作る

これが大事です。
これ以外のやり方だと、吊る事はできるのですがぐらつきが大きいんですよね。


輪っかをフックにひっかけて。
この両方を、別の針金で締め上げます。
こうすると、
ビタっ!っと止まりますよ。

ネジフックに針金の輪っかをかける

針金の輪同士を別の針金で締め上げていく


立派なスカルトロフィーができました

これで完成です!


干す箇所が沢山あってとても便利です。

このスカルトロフィーは物干しに重宝しますので、もう一つ欲しかったのです!


蝦夷鹿のスカルトロフィー作りの方、いかがでしたでしょうか?
これがあると何かと便利ですので、皆さんも機会があれば是非作ってみて下さいね!

それではまた!


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