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「地球と暮らしについて考えるエコ・マジック」バックナンバー

0142018.11.20UPアナログのゲーム・パズルを楽しもう!!

 年末が近づいてきております。寒さが増してきておりますが、皆様、いかがお過ごしでしょうか?

 この5年?10年で、スマホ・パソコン・タブレットは、私達の日常生活に欠かせないものになりました。仕事・業務連絡だけでなく、家族・友人・知人とのコミュニケーション、ゲーム、ちょっとした待ち時間など、常に電子機器に囲まれている生活が当たり前になってきております。
 便利になった一方で、スマホ依存により、体調不良や視力低下、睡眠不足など、健康上の問題も出てきております。

 そこで、私エコマジシャン・ミヤモからの提案です。
 時々で良いので、電子機器を用いない、アナログのゲーム・パズルも楽しんでみてはいかがでしょうか?
 電力を使用せず地球に優しい。指先や脳トレにもなります。
 今回は、ルービックキューブを用いた「エコ・マジック」を制作しました。

 これを機会に電子機器の在り方について、一人一人見つめ直すきっかけにして頂ければ幸いです。

エコ・マジック動画014

解説「スマホなどの使い過ぎに警鐘が。」

 電車の中でスマホなど個人端末を使用している人が非常に多い。今朝、山手線の車中でざっと数えてみたら、8割程度に達しており、驚いた。乗り降りの際も操作しっぱなしの人も多く、混雑時の人の動きを大きく阻害しているし、ホーム脇や階段の上り下りの際にも止めず、極めて危険だ。
 総務省が発表した平成29年度の13歳から19歳のスマホの個人保有率は、81.4%と極めて高い。こうした保有率を受けて、その使用時間や使い方が問題になっている。所謂、依存症は大きな問題だが、それほどでなくても、スマホの使用時間と学習効果に明確な逆相関が表れているとするデータが公表されている。
 東北大学は、仙台市立の小中学校の児童生徒7万人にアンケートを行いそのデータを解析した。その結果、スマホの使用時間と平均正答率には強い負の相関があることが明らかになった。
 この解析グラフ(数学・算数の平均正答率、平日のスマホの使用時間、勉強時間の関係)をみると、全くスマホを使わないケースより、スマホの使用時間が1時間未満の場合の方が、勉強時間が30分未満、30分から2時間、2時間以上のどのケースでも、若干上昇するが、スマホの使用時間が1時間以上になると、ほぼ使用時間に比例して、正答率は下がることが明確である。
 数学・算数の場合、スマホの使用時間が4時間以上の場合、2時間以上勉強していても、スマホを全く使用しなくて勉強時間が30分未満の子の正答率を下回った。
 これは、テレビやゲームを長時間視聴した後の脳と同じように、前頭前野の働きが低下しているのではないかと考えられている。
 こうしたなか、子供たちがスマホとどう付き合ってゆくべきか、積極的な取り組みを始めた自治体も出て来ている。
 親も含めて、スマホとの付き合い方を見直す必要があろう。

(撮影、編集、解説:一般財団法人環境イノベーション情報機構 専務理事・功刀正行)

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