富士山に次ぐ標高日本第2位を誇る北岳をはじめ、数多くの3,000メール級高峰・名峰が連なる赤石山脈は、飛騨山脈および木曽山脈とともに「日本アルプス」として親しまれている。3つの山脈の中では最南端に連ねるため、通称「南アルプス」。その山裾から甲府盆地の西端にかけて広がるのが、山梨県南アルプス市だ。主な産業は、高地地形の緩やかな斜面を生かしたスモモ、モモ、サクランボなどの果樹栽培と、山岳地帯を中心にした観光産業。こうした地域の特性を生かして、同市が省エネ・地球温暖化防止対策として展開しているのが、カーボンオフセット付き農産物の開発・販売と、市民参加による省エネ行動「わくわくエコチャレンジ」。今回は、EVI(Eco Value Interchange)とも縁浅からぬ、南アルプス市のこれらの取り組みについて紹介する。...[続きを読む]