スノーシューとは、北米発祥の道具で、雪の上を歩く西洋式のかんじきと考えていただければ、わかりやすいと思います。
プラスチックやアルミニウムなどの素材で機能的に作られ、軽量化モデルやカラフルな色のものなど、様々なデザインが発売されています。
北アルプスの南部東側にある乗鞍高原(長野県松本市安曇野)は、そのスノーシューを楽しむことのできる大自然のフィールドが自慢。初心者から上級者まで幅広く楽しんでいただける変化に富んだトレッキングコースがあります。
今回は、『休暇村 乗鞍高原』からほんの少し足を伸ばせば楽しめるフィールドや、その遊び方についてご紹介します。
標高1400m?1800mの乗鞍高原は、中部山岳国立公園に位置した、自然豊かなエリアです。滝や川、池や湿地帯、植物や木々、野生動物たちが魅力たっぷりに、私たちを出迎えてくれます。
標高1600mにある休暇村からは、カラマツ林、ダケカンバの大木、人がゆったり入るほどの穴が空いたシナノキ等々、手付かずの大自然を感じる木々との出会いがあります。乗鞍高原一帯を見下ろすビューポイントも必見です。
乗鞍岳を望む景勝地 牛留池は、休暇村からすぐ近く。周囲には、木道と東屋が整備され、春から秋にかけて山野草や原生林が訪れる人の目を楽しませてくれます。
これが、1月上旬には風景が一変します。氷結した池の水面に雪が降り積もり、池の上を歩いて渡れるようになります。新雪の池をキャンバスに見立てて、足跡で雪上に絵や文字を書くのも楽しみのひとつ。真っ白に冠雪した乗鞍岳の風景は、まさに圧巻です。
乗鞍高原で冬一番の見所といえば、全面氷結した落差25mの善五郎滝でしょうか。蒼白く輝く氷瀑は、滝のしぶきが徐々に凍り付いて成長した、大自然の立体美術品です。凍結した滝つぼでは、夏の轟音と水しぶきからは想像もできない表情を、間近にご覧いただけます。
乗鞍高原の広大な草原、一の瀬園地。春から秋にかけて彩り鮮やかに広がる草原は、冬、一面真っ白な雪原となります。その中に点在するいくつもの池は、それぞれが魅惑のクレーターのようです。
氷結のアザミ池、まいめ池、どじょう池、大曲池など、凍った水面に足を踏み入れると、平らに見えた池の表面も、風や霧や太陽の光などで微妙に変化していることがわかります。サラサラのパウダースノーの足元を覗いてみれば、見たことのない雪の結晶に出会えるかも知れませんよ。
スノーシューを楽しむのに、もっとも大切なのは、大自然のフィールド。ここ乗鞍高原には、原生林や滝や池の上などスノーシューを使わなければ出会えない自然が広がっています。
ウインタースポーツの多くは、道具を使いこなすのに体力や練習の時間を要しますが、スノーシューなら、普段のウオーキングさえできれば子どもから高齢者まで、誰でも手軽に楽しめます。
道具はまだまだ高価ですが、レンタルスノーシューを活用すれば手ごろな値段で楽しめます。
みなさんも私たちといっしょに、白銀の世界へと出かけてみませんか? きっと冬も雪も自然も大好きになりますよ。
『休暇村 乗鞍高原』では、毎日、スノーシュートレッキングをガイド付きで開催しています。約2時間で、使い方からの講習からはじめて大自然をフィールドにしたトレッキングのご案内をしています。レンタルもありますので防寒着と手袋、帽子などの準備さえあれば、どなたでもご参加いただけます。
あとは、遊心さえ持ち合わせいただければ、それで十分です。
もちろん、上級者の方には、山岳ガイドがご案内する本格的なツアーもご提案いたします。
(休暇村乗鞍高原 営業主任 東海林 佑美)
昨日はトレッキングでお世話になった浜松の熟年夫婦です。 東海林さんの詳しいご説明を聞きながら、新緑の乗鞍高原トレッキング楽しかったです。 次回はスノーシュートレッキング、挑戦したくなりました。 その節はナビゲーター宜しくお願い致します。 マラソンも走られるのですね。 私も娘と東京マラソン、名古屋ウィメンズマラソン、諏訪湖マラソンなど参加しました。 ご一緒に参加お願い致します。
(2016.05.25)
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