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「北海道で飲食店をやりながら生きていく」バックナンバー

0052020.06.09UP行者にんにくの季節が始まる。

根が赤いのが行者にんにく。旬の生育は4月~5月の半ば。北海道全域に広く分布している。

根が赤いのが行者にんにく。旬の生育は4月~5月の半ば。北海道全域に広く分布している。

 北海道の山菜といえば行者にんにくです。
 さて、3月で猟期を終えたのも束の間、4月も何かと忙しい。
 北海道を代表する山菜、『行者にんにく(ギョウジャニンニク)』の季節が始まるのだ。


 ギョウジャニンニクという名前は、山にこもる修験道が、滋養をつける為に食べた事が由来とされています。

 この時期の道民は、待ちに待った春を謳歌するようにBBQをするんですけど、行者にんにくを大量に入れたジンギスカンを食べるのは、春の楽しみの一つです。
 次の日には、とっってもにんにくの匂いがしますが笑

山ではこんな風に生えている

山ではこんな風に生えている

 山ではこんな風に生えています。
 標高200mくらいの谷になってる所や、小さな小川の際に生えている事が多いです。


こういう場所の左側の斜面等よい

こういう場所の左側の斜面等よい

 こういう場所の左側の斜面等よいですね。

 小川を上に上に上がると…。


群生地を発見!!

群生地を発見!!

 群生地を発見しました!!
 この緑色の葉が、全部そうです。

 行者にんにくの楽園です。
 こういう場所の発見は、本当に楽しいですね。
 これだから、山歩きはやめられません。


2枚葉だけをいただき、近くの岩清水で洗う

2枚葉だけをいただき、近くの岩清水で洗う

 2枚葉だけをいただき、近くの岩清水で洗います。
 1枚葉は、まだ赤ちゃんのように細く、
 3枚葉や蕾がついている物は、これから種を撒いていくので、取りません。
 行者にんにくの成長は非常に遅く、3年目から4年目になって葉が2枚以上となり、5年目あたりでようやく茎が伸びて、花が咲き種がつき始めます。
 山の恵みは貴重なのです。


群生地は、10年以上が人が入っていない手つかずの自然

群生地は、10年以上人が入っていない手つかずの自然

 こういった群生地は、10年以上人が入っていない手つかずの自然なのですね。
 『花を咲かせ、種を撒き続けられる』
 行者にんにくにとっての楽園は、それこそ指数関数的に増えていきます。
 しかし、『沢山生えているから全部とってしまえー!』
 と、収穫していると、2年も経つ頃には、細くなり激減してしまいます。


僕は、こうした群生地を何ヵ所も知っている

僕は、こうした群生地を何ヵ所も知っている

 僕は、こうした群生地を何ヵ所も知っています。
 なので、収穫場所を何ヵ所か作っておき、1年を通して回っていく事が大切なのですね。

 『一つの群生地を全て借りとる…。』
 気持ちはわからなくありません。
 それくらい、『行者にんにく』という食材は美味しいのです!


収穫した行者にんにくは、醤油漬けに

収穫した行者にんにくは、醤油漬けに

 収穫した行者にんにくは、醤油漬けに。
 冷蔵庫で半年は余裕でもちますし、この醤油で焼き飯を作ると、本当に美味しいのです。


細かく刻んで、焼売を作ってみた

細かく刻んで、焼売を作ってみた

 細かく刻んで、焼売を作ってみました。


行者にんにくの焼売は大好評

行者にんにくの焼売は大好評

 行者にんにくの焼売は大好評でした。
 また、来年の楽しみが一つ増えましたね(^^)
 行者にんにくは、養殖物も多く出回っているのですが、天然物と比べると、やはり香りが全然違いますね。
 春の北海道で、是非食べて頂きたい食材の一つです。。


 昨今のコロナ禍で休業要請をうけ、北海道の飲食店も大打撃を受けております。
 僕のお店も例外ではありません。

 しかしお店が営業できない分、山に行く回数が増え、自然と向き合い知見を得て、心身共により健康になりました。
 また一つ、この土地に助けられたなと感じる日々でございます。

 さて、行者にんにくが終われば、次は竹の子の季節なのです。
 笹竹という、この地独特の搾菜の季節。


 次回はそんな話をできればと。

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