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「北海道で飲食店をやりながら生きていく」バックナンバー

0042020.04.14UP狩猟をはじめて4年がたった。

趣味の狩猟でジビエを食す

2017年1月に初めて山に同行させてもらった。この時はまだ猟銃はもっていない。

2017年1月に初めて山に同行させてもらった。この時はまだ猟銃はもっていない。

 僕は趣味で狩猟をやっている。
 なぜ狩猟に興味をもったかというと、自分で捕った鹿をお店で提供したい、という料理人の根源的欲求を満たすためだった。
 もっとも、今はほとんどの肉は自家消費しているのだが…。
 山でナイフを入れた獲物は、食品衛生上、汚染変質の可能性がある為、提供できないのだ。
 ならば、屠蓄場にもっていけばよいという話しになるが、100キロを超す巨体を山奥から下ろしてくるのは、現実的ではない。
 そのため、捕ってきた獲物はまわりの友人と共有する日々だが、『蝦夷鹿を1頭解体して持って帰ってくる』、これは僕の欲求を満たすには十分すぎるのである。


 友人に紹介してもらった狩猟仲間は業種も様々だ。

2017年3月に念願の猟銃を手にいれる。ブローニング Aボルトショットガン

2017年3月に念願の猟銃を手にいれる。ブローニング Aボルトショットガン

 独立自営の方、サラリーマンや学生、大学教授等、多種多様な人が入り交じっているのが面白い。
 狩猟のみで食べていっているという人は狩猟人口の1%程ではないだろうか。
 いや、もっと少ないかも。

 皆、趣味でやっている。
 山が好き、銃が好き、鹿肉が好き、動機は様々だ。

 この仲間たちに狩猟免許と猟銃免許の取得の仕方を教えてもらって、晴れてハンターの仲間入りをしたのが4年前だ。
 仲間たちのいろいろな立場から、狩猟に対する考え方を教えてもらいはじめたので、大変いいスタートがきれた。
 自分がやれる範囲で狩猟をやっていけばいいのだ。

2020年1月にはヒグマを仕留めた

山で車がはまったり。

山で車がはまったり。

 北海道の猟期は10月から3月一杯まで。
 ここから、僕のハンターライフは始まるのだが、最初の頃はトラブルの連続だった。
 山の中で側溝にタイヤが落ちて動けなくなったり。


雪山で車がはまったりしていた。

雪山で車がはまったりしていた。

 雪山でタイヤがスリップして動きが取れなくなったりしていた。
 大体はまっていた思い出ばかり。
 中々に危険な日々を過ごしていた(笑)。


一人で山に入って、初めて仕留めた鹿。ほんとに嬉しかったな。

一人で山に入って、初めて仕留めた鹿。ほんとに嬉しかったな。

 そんなこんなで、出猟4回目くらいだったかな?
 一人で山に入り、鹿を仕留めて帰ってくる事ができた。
 この時はほんとに嬉しかったな。

 険しい山を登り、その先にいた鹿を仕留める。
 あの達成感ときたら、何者にも代えがたい。


雄鹿の頭を持って帰って、スカルトロフィーを制作した

雄鹿の頭を持って帰ってスカルトロフィーを制作した

 ここから本格的に狩猟者としての道も歩むようになる。

 1頭とる時もあれば2頭とる時もあり。
 山に入ってもとれない時期が続く事もある。
 ナイフを落として、とった鹿を解体できなかった事もあった。
 GPSを落として、遭難しかけた事もあった笑


2020年1月、念願の羆を仕留める

2020年1月、念願の羆を仕留める

 細かい失敗を重ねて、猟師の道を歩む事4年…。

 2020年の1月には念願の羆も仕留める事ができた。
 この時熊を仕留めた事で、一応自分も猟師として成長したんだなと感慨深くなった。

狩猟は究極のアウトドア

雪の翌日に、鹿の足跡がついた真っ白な雪原を歩く

雪の翌日に、鹿の足跡がついた真っ白な雪原を歩く

 狩猟は今までの人生で一番好きな趣味だ。
 特に雪の翌日、鹿の足跡がついた真っ白な雪原を歩くのが大好きだ。

 僕にとっての狩猟は、北海道で生きていくためになくてはならないものとなった。
 雪山を歩く強靭な体力、銃の取り扱いと知識、自然に対応する能力、動植物の習性を知り、捕った獲物を捌く技術等。
 蝦夷の地の雄大な自然に対応する力。
 人間ではどうしようもない大きな力の前に、自然の恩恵を感じ、日々扱う食材に感謝をもって接することができる。
 狩猟は僕の人生の中でとても大事な一部となっていった。

これからも安全猟を心掛け、励んでゆきたいと思っている。

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バックナンバー

  1. 001「福岡出身の僕が、北海道で飲食店を起業した話し」
  2. 002「北海道には、銀聖という鮭がおりましてな。」
  3. 003「北海道の真冬、それは真鱈の季節。」
  4. 004「狩猟をはじめて4年がたった。」

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