夏休みも残りわずかですが、いかがお過ごしですか?
親子でいろいろなことにチャレンジしてみたいと思いながら、なかなか外に出かける時間がないこともあります。
そこで、今回の「エコネとエコタの本棚」では、ご自宅でも、親子で楽しめそうな2冊をご紹介したいと思います。夏休みの宿題にも活躍しそうな2冊です。
里地里山の写真家として有名な今森光彦さんの手による、楽しい切り絵の本です。紙をハサミで切っていくだけで、さつまいもやナスなどの野菜や、チョウ、クワガタムシ、トンボなどの昆虫、ウサギやカニなどの動物ができあがります。
早速、子どもとふたりで、トンボを作ってみました。紙を二つ折りにして、線のとおりに切っていくと、羽も6本の足もしっかりした、かなりリアルなトンボができました!植木にとまらせてみると、オブジェのようです。ひとつできると面白くて、サツマイモや魚などいくつも作ってしまいました。
切り絵を使ってランチョンマットを作ったり、型抜きにつかってオリジナルTシャツを染めたり、素敵なアイデアも紹介されています。大人から子供まで、広く楽しめる一冊。
「チリモン」って、ピカチュウとかポケットモンスターの仲間かって?
いえいえ、「チリモン」は「チリメンモンスター」の略なのです。ご飯にかける(with大根おろし)あのちりめんじゃこ、よく見てみると実はいろいろな生き物が混じっているのですが、その総称がチリメンモンスター。一番多く入っているのは、カタクチイワシの子どもですが、その他にもアジやアナゴの子ども、変わったところでは、カニの子、タコの子、イカの子なんていうのも...
運がよければ、タツノオトシゴの子どもを見つけられるかもしれません。
とても身近な素材で、生物多様性を学ぶことができる教材としても、最近、注目を集めているチリメンモンスター探し。この本では、それぞれのチリモンについて、楽しいイラスト付きでウンチクを交えて紹介しています。
なお、都会のスーパーで売っているチリメンジャコの中には、あまり多くの種類のチリモンが発見できないとのこと。地場産のものだと、いろいろな種類のチリモンに遭遇できるそうです。
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