近頃、数百年に一度といわれる大震災や、数十年に一度といわれる異常気象が世界規模で深刻化しています。スーパーやコンビニエンスストアではそのたびに水や食料が品切れ状態になったり、ガソリンスタンドでも給油待ちの大渋滞が起こったりと、多くの人たちが混乱状況に陥っています。
こうした行動は、焦り、不安、怖れなどの感情が原動力になっています。私自身もそうですが、緊急事態に直面しないと動き出せないことは少なくありません。
そこで、余裕があるうちに“ポジティブな目的”を見つけて、物事に備えられるように習慣づけていければ、やらなければならないことに向き合えるようになります。
少しずつの「やっておいてよかった」「安心する」「自分をほめられる」という成功体験を積み重ねていくことが大事なのです。
最近は、ホームセンターやショッピングセンターなどで「防災グッズ」が身近に販売されるようになり、ポジティブな防災意識の高まりは確実に広がりを見せています。すでに「準備万端」な方も多いかもしれません。
ところが、その多くは水や食料、防寒具など、まさに“サバイバル”のための備えといえます。ライフラインが崩壊するような甚大な災害の渦中に巻き込まれた場合はともかく、商用電源の一時的な停電や災害後の計画停電などによって起こる負の感情やパニック状態が原因となる二次的被害を回避するには、もう少し違う角度からの防災についても意識していく必要があります。
それが、“電気やエネルギーのバランスを考えた防災”です。現代社会では電気なくしては生活が成り立たないほどです。家が流されたり、屋根が吹き飛んだり、大雨・洪水などで水浸しになったりといった直接的で甚大な被害はなくても、商用電源がストップして不安な夜を過ごした経験のある方はいるのではないでしょうか。ろうそくや電池式の懐中電灯などで灯りは確保できますが、冷蔵庫などの家電製品は動きませんし、給湯設備も停電によって動かなくなるタイプのものがあります。
できることなら、災害時にもリビングや事務所1部屋だけでも照明が使用できて、街路灯なども点灯していた方が安心できます。
私たちが提案しているのは、太陽光パネルと蓄電池を組み合わせた、自然エネルギーを活用する防災システムです。太陽光発電で生み出すエネルギーは、平常時には電気料金の節約や自然エネルギーを利用するグリーンな生活の実現につながります。発電量が多ければ、あまった分は売電できます。
一方、いざ災害が発生して、停電が起こった時には、蓄電池にため込んでおいた電気を使って照明などに使うことができます。
次回以降、こうした自然の力を活用して電気のバランス考えた防災の具体的な事例について、紹介していきたいと思います。
わかりやすく書かれていて発表にぜひ使わせてもらいます!ありがとうございます。
他にも投稿してくれたら是非見させてもらいます
(2023.06.01)
とても分かりやすかったです♡
(2023.06.01)
大切なことです。がんばってみようかなあ。
(2015.12.26)
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