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「ゲストハウスを旅する」バックナンバー

0072019.02.19UP予定のない旅に最適な情報源とくつろぎの場-カフェと宿 ROUTE(長崎県長崎市)-

 あなたはどこか旅に出かけたいと思ったとき、目的地はどのように決めていますか?知らないまちをふらりと歩いてみたいと思ったことはありませんか?
 今回ご紹介するのは、長崎県長崎市にあるカフェと宿 ROUTE(ルート)。JR長崎駅やバスターミナルから徒歩数分という便利の立地にあるゲストハウスです。

LCCで楽しむ行き当たりばったりの旅

長崎新地中華街入口

長崎新地中華街入口

 JR長崎駅から徒歩5分、バスターミナルの裏、坂道を少し上った先に、古いビルを改装してつくられたカフェと宿 ROUTEがあります。九州のなかでも、その特徴ある景観や歴史から独特の風情がある長崎市内をふらりと訪れる拠点として、豊富な情報とくつろげる雰囲気で、少人数やひとりでの旅にぜひおすすめしたいゲストハウスです。

 旅のきっかけは偶然でした。旅の目的地を長崎にしたのは、そこに行きたかったから、ではなくて、偶然LCC(ローコストキャリアの略・格安航空会社)のバーゲンを発見。長崎行きの航空券が格安で購入できたからなんです。
 最近国内外のLCC航空会社は、頻繁に片道数千円という価格でセールを行っているのはご存知でしょうか?
 旅好きの私ですが、旅の目的地を最初から決めず、安く航空券を手に入れること自体が楽しくて、目的地は二の次!?航空券を確保してから、その地域について何しよう?何がある?と調べはじめることもあったりします。

 今回、主な旅の目的を決めないまま訪れた長崎のまち。そんな時にホテルではなく、ゲストハウスを利用することで、はじめて来たとは思えないほど濃密な体験をすることができます。


JR長崎駅から徒歩4分。西坂の丘にあるROUTE

カフェと宿ROUTE

カフェと宿ROUTE

 ROUTEは、ゴトンゴトンと路面電車が走るJR長崎駅から坂道を少し上った西坂の丘の途中にあります。お部屋の窓から見えるガウディ風の教会の双塔は約400年前、26人の信徒たちが殉教したキリシタンの聖地の「聖フィリッポ教会」。居ながらにして長崎の歴史と文化を感じることができます。

 ROUTEが開業したのは2013年。当初はカフェのみ、2015年より宿も運営しています。こちらの宿は2008年開業、今年で12年目を迎える「インターナショナルホステルあかり」の2号店でもあります。元々小さな住宅だったビルをリノベーション、2階のチェックイン・ラウンジスペースは、金・土・日はカフェになり、宿泊するゲストだけでなく、観光客やまちの人も訪れるリラックス空間として賑わっています。

ROUTE2F カフェ&ラウンジスペース

ROUTE2F カフェ&ラウンジスペース

宿の窓から見える印象的な2つの塔

宿の窓から見える印象的な2つの塔


大人のひとり旅には半個室のドミトリーが使いやすい

 ROUTEのドミトリー(相部屋)は、一見個室のようなユニークなつくりになっているのが特徴です。ベッドひとつひとつにアコーディオンカーテンのスライドドアがあり、鍵がかけられ、荷物なども空間内に置いておくことができます。通常は二段ベッドになっていないので、天井も高くて快適です。クッションなども置いてあってベッドで寝るだけでなく、本を読んだりスマホで情報チェックをしたりとくつろぐことも可能。また、別の階には家族やグループ旅行に最適なフロア貸切ができるファミリールームもあります。

セミプライベートキャビン

セミプライベートキャビン

基本1人で使用のため天井も高くプライバシーも守られる

基本1人で使用のため天井も高くプライバシーも守られる


ROUTEオーナー岸川信吾さん タイルの模様が印象的

ROUTEオーナー岸川信吾さん タイルの模様が印象的

 オーナーの岸川信吾さんは長崎育ち。坂の多い長崎ですが、自転車によく乗られるそうで、地元のタウン誌にガイド役として掲載されたことも。宿でも自転車レンタルサービスを行っています。海外からの旅行者でも楽しめるよう英語での情報も掲載した詳しいオリジナルのMAPも制作、配布もしています。

フォトジェニックな長崎のまち

 長崎市内は天然の良港である長崎港があることで、江戸時代、出島での貿易をはじめ、近現代は造船で栄えたまち。日本三大夜景のひとつ稲佐山からの風景はまるで大きな川のような入江の港や山々に囲まれたなか、坂を生かした建築物が多くとても印象的です。グラバー園や出島、眼鏡橋に中華街など、古くからの観光スポットに加え、最近改装された長崎市美術館など、見どころはたくさんあります。

稲佐山展望台からの夜景

稲佐山展望台からの夜景

ロープウェイとともに展望台も新たに整備

ロープウェイとともに展望台も新たに整備

眼鏡橋は中島川に架かる日本初の石造二連アーチ橋

眼鏡橋は中島川に架かる日本初の石造二連アーチ橋

長崎は風情ある坂道が多いまち

長崎は風情ある坂道が多いまち


まちなかをごとごと走る路面電車

まちなかをごとごと走る路面電車

 また、長崎市内には路面電車が現役で活躍中。初乗り運賃がなんと120円と破格。バスも走っていますが、ゴトンゴトンとゆっくりしたリズムで走る路面電車のほうが旅の情緒を感じます。


ゲストハウスは街のスーパーコンシェルジュ

 行ったことのないまちをふらりと訪ねるとき、予備情報がないため困るのが「どこで、何をすれば楽しめるか?美味しい食事はどこで食べればいいか?」といった細かな情報です。ROUTEでは、オリジナルMAPに加え、館内のあちらこちらにおすすめの過ごし方や美味しいお店の情報がかなり詳しく掲載されたボードがありました。
 ゲストハウスは基本的に素泊まりなので、食事はまちのどこかで食べます。そのため宿側もそうした旅を楽しむための情報をかなりたくさん持っていることが多いのです。高級ホテルにあるようなコンシェルジュサービスのように、スタッフの情報力をうまく使うことで、地元の人しか知らない美味しいお店や「ちょっと入りにくいけど気になる」居酒屋の情報を得ることができます。

宿の壁面に数多く掲示されている情報ボード

宿の壁面に数多く掲示されている情報ボード

ガイドブックやリーフレットも数多く設置

ガイドブックやリーフレットも数多く設置


やっぱり長崎といえばちゃんぽん!カステラや茶碗蒸しなど名物も数多い

やっぱり長崎といえばちゃんぽん!カステラや茶碗蒸しなど名物も数多い

 ちなみにこちらの地図に掲載されていた長崎名物・ちゃんぽんのお店に行きましたが、すごく美味しかったです。直接聞いた情報がよいと、ガイドブックやインターネットで調べるよりも何故かずっとうれしくなるものです。

 岸川さんによると、長崎を訪れるのは欧米系の外国人が多く、原爆資料館があるため、広島と合わせて訪ねるゲストが多いそう。長崎というとハウステンボスがよく知られていますが、そうしたテーマパークを楽しむよりも、ちょっと異国に旅した気分になってふらりとまちなかを巡ってみると新しい発見がたくさんありそうです。

おだやかな空気感が印象的なROUTEの空間

おだやかな空気感が印象的なROUTEの空間

 ROUTEは、カフェ・宿・レンタサイクルが揃った旅の拠点。ビル屋上から、教会や長崎の日常が感じられる風景を眺めたり、温かいコーヒーとサンドイッチ&マフィンで素敵なひとときを過ごしたり、もちろん自転車や路面電車でブラブラまち歩きも。
 気のおけない友人同士やひとりでふらりと数日旅したい。そんな時にまちをよく知るオーナーのあたたかいもてなしが安心できる。そんな希望に存分に応えてくれる小さな宿です。


カフェと宿 ROUTE
〒859-0051 長崎市西坂町 5-14
TEL:095-895-8965
E-MAIL:info@nagasaki-route.com
http://nagasaki-route.com/jp/
中島川のほとりにある姉妹店:長崎インターナショナルホステルあかり

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