今泉 マユ子さん
防災・災害食の研究を始めたきっかけは、2011年3月11日に発生した東日本大震災。当時は保育園の管理栄養士をしていましたが「備えの大切さを伝えたい」と、2014年に管理栄養士の会社(株)オフィスRMを起業しました。
ライフラインが止まった時に作れるレシピを考え、日々様々な事を試し、停電ごっこ断水ごっこで食事をしたり、実際に給水車から色々な種類の給水容器で水を運んで使用してみたり、防水リュックを背負って10分間水をかけてもらったり、災害時のトイレ対策の研究では1週間自分の尿量を量ったり、6年間臭いの実験を行ったりして、色々なことが分かりました。足を骨折して1か月間ギプス生活を送った時は、お湯ポチャレシピ®(ポリ袋を使った湯煎調理)で一度も鍋を洗わないで過ごし、備えがあれば1か月間は温かい料理が食べられると自信がつきました。バリアフリーレシピ®にも力を注いでいて、片手でりんごをむけるようになりました。ちょっとした工夫で出来ることは増えます。災害が起きてからできることは限りがありますが、今できることはたくさんあります。備えて体験して、「知っている」を「できる!」にしましょう!
1969年徳島市生まれ。管理栄養士歴30年以上になり、大手企業社員食堂、病院、保育園に長年勤務。食育、災害食、SDGsに力を注ぎ、2014年に管理栄養士の会社(株)オフィスRMを起業。現在は管理栄養士、防災士、日本災害食学会災害食専門員の資格をいかし、防災食アドバイザーとして全国で400以上講演を行う。東京消防庁より拝受された感謝状は8枚になる。
著著は「もしもごはん」シリーズ(清流出版)、「SDGsクッキング」シリーズ(理論社)など22冊に。レトルトの女王、缶詰の達人とも呼ばれ、テレビ出演は200以上、ラジオ、新聞、雑誌、WEBなどでも活躍中。NPO法人岡山コーチ協会理事。
・2022年『第3回私のSDGsコンテスト』大賞受賞。
・令和6年度「国語3年生 上 わかば」(光村図書)教科書に、著書「こどものための防災教室」・災害食がわかる本・身の守りかたがわかる本・防災グッズがわかる本(理論社)の3冊が「おすすめ図書」として掲載される。
ナビゲーターへの問い合わせまたは仕事依頼・取材をご希望の方は、EICネット事務局までお問い合わせください。
詳細はこちら
Copyright (C) 2009 ECO NAVI -EIC NET ECO LIFE-. All rights reserved.