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「旬の野菜トリビア」バックナンバー

0032009.10.06UP実りの秋がやって来た!

夏の天気が悪かった

 秋ですねえ。夏っぽい日があんまりないまま秋になってしまいましたねえ。
 僕も、夏の暑い間に汗かいて体重を落としてから、食欲の秋に突入しようと思ったんですが、落とす前に秋になってしまいそうです。仕方が無いので、このまま食欲に任せます。

 さて、秋の農作物は、とにかく7月の天気が悪かったのでタイヘンそうです。
 特に日照時間が少ない。これは皆既日食のせいじゃありません(あたりまえですね。そんな長い皆既日食があったらそれはそれでタイヘンです)。
 7月の日照時間は、日本海側では平年の6割くらいのところも多かったようです。

 ちょうど前回、このコーナーで書いたように、植物は光合成によってでんぷんや糖分などの炭水化物を作ります。
 夏、たっぷりの太陽の光のもとでたっぷり光合成して、でんぷんを作ってイモの中に貯蔵したり、糖分を作って実を甘くしようとしたりしていたつもりが、太陽の光が少ないのでそれがうまくできない、って事になるわけです。

 特に北海道のじゃがいもやたまねぎは、根の部分にいっぱい養分を貯めておいて冬を耐えしのび、春には元気に芽を出すぞ・というつもりでいたのに、その計画がおじゃんです。
 だから今年の北海道のじゃがいもや玉ねぎ、品質がイマイチかもしれません。
 さらに困るのは、一般的に日本では毎年、これら秋に収穫して貯蔵した北海道のじゃがいもや玉ねぎを春まで使うつもりでいるわけです。これが、品質がイマイチだと、春まで持たない、って事になっちゃう(つまり貯蔵中に腐りやすい。)

太陽の光をたっぷり浴びてたわわに実ったリンゴ
太陽の光をたっぷり浴びてたわわに実ったリンゴ。長野の三水の山下さんのリンゴは特にうまい!!

 リンゴも、甘くするための糖分をあまり作り出せなかったら、これから収穫する実の甘さもイマイチってことになります。
 米だって、夏の間に米の部分にでんぷんをたっぷり貯めておこうと思ってたのに、それができてない事になります。収穫量が少ないわ、味も落ちるわって事態になりやすい状況です。

 これを書いているのは8月末ですが、幸い、8月の後半からは天気が少しは持ち直したので、それがどのくらい農作物にプラスに影響してくれるかってところですねえ。

『実りの秋』とは・・・

実るほど頭を垂れる稲穂かな。ウシオダ見習います
実るほど頭を垂れる稲穂かな。ウシオダ見習います

 このように、植物が夏に栄養をたっぷり貯めて、秋に実って、冬を耐え忍び、春に芽を出して花を咲かせて受粉する、っていう日本の四季のパターンの中で、秋は「実りの秋」や「収穫の秋」となるのですね。
 そしてさらに人間を含めた動物たちだって、その「実りの秋」にできた果実などを食べて、冬を耐え忍ぶようにできているわけで、それが「食欲の秋」なのです。

 また、野菜の多くは、日本の平均的な気候の、春や秋が大好きな植物たち。日本人が気持ちいい!と思える気候はやっぱり、日本の野菜の多くにとっても「気持ちいい!」気候なわけですね。
 だから、じゃがいもも玉ねぎもキャベツも大根もレタスも白菜もサツマイモもほうれん草も…とにかくたくさんの野菜が秋と春にモリモリでっかくなって元気です。
 レタスは夏の野菜と思っている人も多いですが、夏のレタスは単純に高原地など、夏でも涼しいところで作っているだけで、ホントは春や秋の野菜です。また、キャベツや白菜は冬においしい野菜ですが、生長してちゃんと丸くなるのは秋や春の気候の時。秋に野菜としてできあがるんですが、冬場、凍らないように耐え忍ぶために自分の中の糖分を濃くするから(中学生くらいで、塩水や砂糖水が凍りにくいって実験しませんでしたっけ?)、冬に甘くなるんですね。

 秋に平野部の畑を見ると、作物がみんなでっかく元気で、畑自体がモリモリ!として見え、俺たちを食べてくれ!と言っているように見えます。だからみなさん、体重など気にせずに秋の恵みを食べてあげましょう。
 残念なのは、人間も熊みたいに冬眠すればいいんですが、僕らの場合は冬は冬で、こたつの中でぬくぬくとモチとか食べてしまうので、なかなかやせるチャンスが無いんですねえ。困ったもんです。

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