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「旬の野菜トリビア」バックナンバー

0122011.04.26UPなぜ野菜を食べるのか?

野菜から摂る栄養素

 さて、この「旬の野菜トリビア」、今回で終了でございます。読んでいただいた方、ありがとうございました!
 最終回は、なぜ私ら人間は野菜を食べるんでしょうか?ってコトを考えてみます。
 世の中、野菜嫌いな人もおりますが、野菜を食べなくても生きていけるんでしょうか?!
 あるいは、野菜だけでも生きていけるんでしょうか?
 人間の3大栄養素として、炭水化物、たんぱく質、脂質があるワケですが、その3つで良ければ、ごはんやパンなど、穀物でできた主食から炭水化物(でんぷん)、肉からたんぱく質と脂質を摂ればいいじゃん!と、野菜嫌いの人が大喜びしそうなコトになりそうです。
 しかし、量的にはこの3つより少なくてもいいけど、あと2つ、ビタミンとミネラルを加えて5大栄養素という言葉もあります。さらに、食物繊維も大事でございます。
 ビタミンやミネラルは体のいろんな機能を正常に働かせるのに必須だし、食物繊維は消化を活発にして、体にいらなくなったものをちゃんと出す手助けもしてくれますな。
 要するに、穀物から炭水化物、肉や魚からたんぱく質と脂質、野菜や果物や海草からビタミンやミネラル、食物繊維を摂るのが最も効率がいいってコトですね。

究極のベジタリアン「牛」

 牛などの草食動物は草だけ食べてもあんな筋骨隆々。飼われてる牛は穀物も与えられますが、本来、草だけで生きていける動物でゴザイマス。だから人間も野菜だけで生きていけそうな気がしますな。
 実は、野菜に含まれる繊維質、セルロースなどの化学記号はC6H10O5、つまり光合成によってC(炭素)とH(水素)とO(酸素)から作られる、でんぷん(C6H10O5)や糖分(例えばショ糖C12H22O11)の仲間なのであります。
 だからこれをうまいこと分解できれば、でんぷんのようにエネルギー源となり得るんですが、通常、動物はそれをできないんですねえ。
 ところが牛などはこれを分解する微生物を体に飼ってるので、できちゃう。微生物たちは、牛が食べた草に含まれる繊維質、CとHとOに、空気中からN(窒素)を取り込んで体を作る!微生物の体はたんぱく質なので、そいつらを体内で消化しちゃえば、肉のモトとなるってワケです。
 人間の胃や腸にはそんな微生物がいないので、野菜だけじゃやっぱりたんぱく質不足になっちゃいますね…。

 …とここまで書いてナンですが、実は例外が!
 パブア・ニューギニア人は、タロイモくらいしか食べてなくて、ほとんど肉類を食べません。なのに筋骨隆々な人がいっぱい。なぜ??
 なんと彼らは、空気中から窒素を取り入れられる腸内細菌を飼っている、という調査結果があるらしいです!
 案外ワタシらも、野菜ばかり食べ続けるとそのうち、そんな細菌が増えてくれるのかもしれませんな。
 …でも僕は肉も大好きなので、そうなりたいとは思わないですが。

ウシはエライ1

ウシはエライ2

ウシオダは偉くないが、ウシはエライ!

最後に!

 食事する時に、いま食べているものがもともとどんなイキモノだったのかと考えて食べると、人間が生きているためにはいろんなイキモノがいないとダメなんだな~!と痛感して、命を「いただきます」と言っている意味もわかってくるでしょう。
 嫌われ者のゴキブリやシロアリだって、もともとは森林の木を分解してくれる大事なイキモノです。刺されたら痛いけど、ハチがいないと、彼らのためにわざわざ花を咲かせている植物のほとんどが受粉できずに滅びます。
 だから、環境を守って、たくさんの生物が生きている状況にしなきゃならんワケですな。
 ワタクシの言いたいことはすべてココに集約されるのであります。ウシオダはこのために、これからも有機農業に関わっていくワケなのであります。

もとをたどれば光合成1

もとをたどれば光合成2

食べ物すべて、もとをたどれば光合成からなんですな!

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このレポートへの感想

添加物アレルギー アレルゲン太です。ボクの今の食事はヨーグルト野菜だけです。ヨーグルトは1日1リットル食べます。数年かけてこの食事にたどり着きました!ジャンクフード食べると湿疹蕁麻疹・・ふ・ふと野菜だけで生きれるかを検索し拝見しました!バランス良くと皆良く言いますが、食べれないんですwしかし今の食事はぷち自分の体に合ってます!細胞出来 この食事で健康に過ごせたら幸せですね。ラクトヴィーガン?
(2012.09.15)

 タンパク質を腸内微生物で炭素・酸素・水素・窒素から作るという事は一般的なのですが、究極論では体内で原子転換という反応がなされ、その生物にとって必要な原子が出来るという考えもあります。それは細胞内で、一種の核融合がなされセルロースから分解された各種の元素がアミノ酸となり、その集合体としてタンパク・タンパク質になるという考え方が通論です。
 ある物質から別な物質をつくる過程において必要な電子配座の転換で様々な原子が出来て分子となり、巨大な分子量のものが出来るという考え方という、化学と物理と物理化学・応用化学等、様々な反応系を経由している事実も話題に採って頂くと嬉しく思います。
(2011.05.18)

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