【ノルウエー】2020.11.24 発表
ノルウェー気候・環境省によると、プラスチックごみを規制対象に追加した改正バーゼル条約(有害廃棄物の国境を越える移動及びその処分の規制に関するバーゼル条約)が2021年1月1日に発効するのに合わせ、同国の規制法が改正された。
この条約改正は2019年の第14回締約国会議で決議され、ノルウェーはその提案国。ローテヴァトン気候・環境大臣は、「プラスチックごみの輸出入に対する規制が整備されていないため、特に途上国で人の健康や環境に深刻な問題が生じている。新たな国際規制はプラスチックごみやマイクロプラスチックの海洋への流出のリスク低減にもつながる」と指摘する。
改正法の最重要点は、汚れや異物が混じる、再利用価値が低い等のプラスチックごみを輸出する場合、同条約に基づき輸入国に事前通告し同意を得る(PIC)手続きが必要であること。輸入国は輸入承認の判断や条件設定ができる。不正があった場合、輸出者は再輸入の義務を負う。一方、再利用に適したプラスチックごみはPIC手続きをせずに輸出できる。
改正法は2021年1月1日に施行される。
【ノルウェー気候・環境省】
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