マイクロプラスチック

[ マイクロプラスチック ]

解説

海洋ゴミの約70%を占めると言われているプラスチックゴミのうち、大きさが5mm以下のサイズのものをマイクロプラスチックと呼んでいる。

洗顔料や化粧品、工業用研磨剤等に使用されている小さなビーズ状のプラスチック原料や、身の回りの様々なプラスチック製品を製造するための原料として使われる米粒大のプラスチック粒(レジンペレット)を含む一次マイクロプラスチックと、環境中に流れ出たプラスチックが外的要因(特に、紫外線や外的な力)により、徐々に劣化・崩壊して、小さな細片状(5mm以下)になった二次マイクロプラスチックに分類されている。

最近の数十年間における世界のプラスチック消費量の増加に伴って、マイクロプラスチックが全世界の海洋に流出しており、海鳥を含む海洋生物の誤飲等による障害や、プラスチック添加剤として含まれていた化学物質や環境中で吸着した化学物質による影響が懸念されている。(2017年3月作成)

詳細解説

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