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「自然を遊び、自然に学ぶ」バックナンバー

0042010.03.30UP湖上に浮かぶ日本唯一の有人島へ-琵琶湖・沖島クルージング-

世界でも珍しい、淡水湖にある人の住む島

沖島
沖島

 「おきしま」とも「おきのしま」とも呼ばれているこの島は、周囲約6.8km、面積約1.5km2の琵琶湖最大の島です。淡水湖にある島で人が住むのは日本ではここ沖島だけ、世界でも珍しいといわれています。
 島内からは、琵琶湖畔にそびえる長命寺山(標高333m)や三重県境に連なる鈴鹿山系、琵琶湖西岸に迫る比良山系が眺められます。
 今回は休暇村近江八幡の桟橋から15分ほどで行ける「沖島クルージング」を紹介します。

沖島に渡る

 休暇村では、冬季を除く土日祝日に所有時間約2時間の沖島クルージングツアーを実施しています。ツアーには、宿泊の方だけでなく、日帰りの方にも気軽に参加していただけます。
 はじめて訪れる方にも、なぜか懐かしいと感じられる沖島。何度行ってもその新鮮な感覚が薄れないから不思議です。
 島のくらしは、漁業がほとんどを占めているので、自家用船が一家に一隻はあると言われています。
 漁は、網を曳くだけでなく、伝統的な漁法「エリ漁」が行われています。その様子も船の中から見ることができます。

沖島の船
沖島の船

沖島漁港也
沖島漁港


沖島の暮らし

沖島路地
沖島路地

 今日、沖島には約450人が住んでいます。沖島に本格的に人が住み始めたのは、保元・平治の乱(1156~1159)の戦いに敗れた源氏の落武者7人(西居清観入道・久田源之水・茶谷重右衛ら)が山裾を切り開いて漁業を生業として移住したことに始まると言われています。沖島の家々の玄関を覗いて見ると「西居・久田・茶谷」の文字がよく目に入ります。

 島内には広い平地がないため、家は軒を接して建てられており、家に挟まれた軒下が通路になることも多いです。島内どこを探しても信号機どころか、車道もありません。沖島に暮らす人たちの移動手段は「自転車」もしくは「徒歩」なのです。戦後急激に発展した日本にも、まだこのような場所が残っているということに驚く方も少なくありません。

びわ湖沖島エコツアー

ガイドツアーの様子1
ガイドツアーの様子2
ガイドツアーの様子3
ガイドツアーの様子

 休暇村近江八幡では、島内を自由に散策する全行程約2時間のショートツアーの他、水質の悪化や外来魚の増加などの問題がクローズアップされる琵琶湖で、約450人が住む沖島の散策を通して人間と環境の関わり合いを学び、人間と自然が共存する様子を知ってもらう「びわ湖沖島エコツアー」(所要時間4時間半)も実施しています。
 昼食は現地で特製湖魚弁当をお召し上がりいただくほか、休暇村に戻ってからは琵琶湖展望温泉にて入浴もしていただけます。

 故郷に戻ったような心地よさを感じる、そんな沖島へ、ぜひ一度、訪れてみませんか?

瀧 美希子
今回のナビゲーター・瀧 美希子さん


沖島クルージング
平成22年3月20日~12月19日土日祝日運行 大人1,200円
オリジナルの「沖島のマップ」「○×クイズ」「沖島上陸証明書」をプレゼントしています。
びわ湖沖島エコツアー
不定期、大人3,000円(料金には船代、弁当代、ガイド代、温泉入浴代、消費税を含みます)

※沖島にいくには、堀切港発着の定期船が1日11往復就航しています。こちらは、片道500円。駐車スペースはないため、徒歩または路線バスでご利用ください。

用語解説

<琵琶湖のエリ漁>
エリ漁は、琵琶湖岸に定置網を張りアユやフナが入ってくるのを待つ漁で1200年の歴史があります。「つぼ」と呼ばれる網をエリに取り付け、魚が障害物に当たると沖合に進むという習性を利用したものです。エリは湖全体で130余り仕掛けられていて、エリ漁による漁獲量は年間350トン以上と、ほかの漁に比べて多く、びわ湖でもっとももポピュラーな漁です。
しかし、それでも最盛期の25年前に比べると漁獲量は3分の1にまで落ち込んでいて「外来魚を減らさないと固有種が増えずに食べられてしまう」という漁師さんも少なくありません。美しいびわ湖を守ることで、豊かな琵琶湖を取り戻したいとの漁師さんたちの強い思いが伝わってきます。

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