【国際機関】2024.11.04 発表
国際エネルギー機関(IEA)は「クリーンエネルギー市場モニター」最新版で、クリーンエネルギー技術導入は拡大し続けているが地域・技術によってばらつきがあり、移行を進めるにはより強力な支援策が必要と指摘した。
これによると、2024年 上半期は太陽光発電が引き続きクリーン技術導入を主導し、新規導入量は前年同期より 36% 増加。
電気自動車の販売台数は 25%増、風力発電の新規容量は過去最高の前年と同様に拡大した。
一方、ヒートポンプの販売台数は全世界で 10% 減少した。
中国では同期間の自動車販売台数の 約45% をEVが占めた。
他の新興市場や途上国でクリーンエネルギー移行が加速している兆しもある。
一方、欧州の一部の国で困難に直面している技術もあり、欧州のヒートポンプ販売台数は前年同期と比べほぼ半減、EV販売台数は 3% 増にとどまった。
クリーンエネルギー設備費はパンデミック後に上昇した後、再び下落傾向にある。
機器価格の下落は移行を加速させる機会となるが、電力網やEV充電網への投資等の支援策が依然として必要だという。
【国際エネルギー機関】
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