電気自動車

[ デンキジドウシャ ]

解説

電気エネルギーで走行する自動車。

動力装置は、電気モータ、バッテリ、パワーコントロールユニット(動力制御装置)から構成される。走行中にまったく排気ガスを出さず、騒音も少ない。

水力や風力による電源を組合わせると地球温暖化対策にも効果的である。一回の充電で走行できる距離が短いことが欠点であり、限られた用途の使用にとどまっている。近年では鉛電池に替わりニッケル水素電池やリチウムイオン電池が開発され改善の方向に向かっている。

カリフォルニア州では、2003年からゼロエミッションビークル(ZEV:汚染物質をまったく出さない自動車)の10%の販売義務が課せられることとなっている。2008年2月に米国のステラモータースがロードスターを価格約1000万円で発売した。走行可能距離は約360kmである。その後2009年3月に走行距離600kmのモデルSを約700万円で販売している。

我が国では2009年6月に三菱自動車が世界で初めてリチュウムイオン電池用いたi-MiEVを価格約460万円で量産を開始している。走行可能距離は約50kmである。2010年12月に日産自動車が走行距離200km、価格380万円のリーフを米国と同時販売している。(2017年5月改訂)

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