【研究機関】2026.09.10 発表
EUの気象機関であるコペルニクス気候変動サービス(C3S)は、2026年8月の気象観測データを公表し、世界の地表気温、海面水温ともに過去最高水準に達したと報告した。
化石燃料の燃焼による地球温暖化や、強いエルニーニョ現象に伴う太平洋赤道域の海面水温の急速な上昇が原因だと指摘する。
主な内容
<地表気温>
・世界平均は16.96℃産業革命前の水準を1.65℃上回り過去最高(注1)
・欧州平均は20.26℃で過去4番目の高温(西部では6~8月の平均は過去最高)。
<海面水温>
・北緯60度~南緯60度において21.07℃と過去最高(注2)
・熱帯太平洋の広範囲で非常に高い状態が続く(エルニーニョは史上最強クラスになりうる)
・欧州周辺の大西洋沿岸と地中海西部で記録的な高さ
<海氷面積>
・北極では過去12番目、南極では過去4番目の小ささ
<欧州の水文データ>
・西部の一部と中・東部の広い範囲で平年より乾燥(表層土壌水分量は非常に少なく、河川流量も平年以下)
・北東部やイベリア半島西部、アルプス地域、トルコ東部などで平年より湿潤(局地的な洪水が発生)
(注1)8月として観測史上最高を記録しただけでなく、すべての暦月を通じても2023年7月と並ぶ観測史上最高水準に達した。なお、最後に産業革命前の水準を1.5℃以上上回ったのは2025年11月である。
(注2)8月として観測史上最高を記録しただけでなく、すべての暦月を通じても2024年3月と並ぶ観測史上最高水準に達した。
【コペルニクス気候変動サービス】
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