【研究機関】2026.08.10 発表
EUの気象機関であるコペルニクス気候変動サービス(C3S)は、2026年7月の気象観測データを公表した。
世界の海面水温は過去最高を記録し、欧州西部では極端な高温と乾燥により山火事が拡大・激甚化したと報告した。
主な内容
<地表気温>
・世界平均は16.90℃で産業革命前の水準を1.47℃上回る過去2番目の高さ(注1)
・欧州平均は20.49℃で高温順では11番目だが(注2)、西部では6~7月の平均が21.62℃と当該期間の過去最高
<海面水温>
・北緯60度~南緯60度において20.96℃と過去最高
・熱帯太平洋の広範囲で異例の高温状態が続く(エルニーニョ現象はさらに強まる予測)
・欧州周辺の大西洋沿岸と地中海西部で記録的な高さ
<海氷面積>
・北極では過去6番目、南極では過去5番目の小ささ
<欧州の水文データ>
・西部の大部分と中部の広い範囲で乾燥状態が継続・深刻化
・西部の表層土壌水分量は深刻な干ばつが続いた2022年7月の水準を大幅に下回る
・河川流量は、乾燥が続く地域の大部分で平年を大きく下回り、北東部と南部の限られた地域でのみ平年を上回る
(注1)2026年7月は2024年7月を0.01℃下回ったが、この差はごく小さいため、ともに過去2番目に高温の7月とみなされている。
(注2)気温偏差の東西差が大きく、西部では平年を大きく上回った一方、東部やスカンジナビアの大部分では平年を下回った。
【コペルニクス気候変動サービス】
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