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【研究機関】2026.03.23 発表

世界気象機関、地球の気候はかつてなくバランスを欠いていると警鐘

世界気象機関(WMO)は、「世界の気候の現状2025年」を公表した(注1)。
地球の気候はかつてないほどバランスを欠いていると説明し、この数十年間に起きた急激で広範囲に及ぶ気候変動の影響は数百年以上続くことになると指摘している。

要点は次のとおり。
・2015~2025年は観測史上最も高温の11年間となった。
・地球のエネルギー収支(注2)の不均衡は65年間で最大となった。
・海洋は毎年、人間の年間エネルギー使用量の約18倍相当の熱を吸収している。
・異常気象は数百万人に影響を及ぼし、数十億ドルの損失をもたらした。

気候変動指標の概要
・温室効果ガス(GHG)濃度(注3):過去80万年間で最高水準
・気温(注4):産業革命前より約1.43℃上昇(史上2番目又は3番目の高温)
・海洋貯熱量:観測史上最高の水準(直近9年は毎年記録を更新)
・海面水位:2024年の最高記録と同水準
・海洋酸性化:過去2万6000年間で前例のないほど進行
・氷河質量収支:基準氷河の質量減少量は観測史上トップ5以内
・海氷面積:北極域で観測史上最小又は2番目、南極域で過去3番目の小ささ

(注1)世界気象デー(今年のテーマは「今日を観測し、未来を守る」)に合わせて公表された。
国連のグテーレス事務総長は、「世界の気候は非常事態にあり、地球は限界を超えるところまで追い込まれつつある。すべての主な気候変動指標で赤信号が点滅している」と述べている。
(注2)太陽から地球に入ってくるエネルギーと、地球から宇宙に出て行くエネルギーの収支を指す(気候が安定している状態では、両エネルギーはほぼ等しくなる)。今回の報告書では初めて、主な気候変動指標に加えられた。
(注3)CO2、メタン、亜酸化窒素の大気中濃度
(注4)世界の陸域における地表付近の気温と海面水温の平均

【世界気象機関】

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