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【アメリカ】2023.09.06 発表

アメリカ海洋大気庁、2022年の世界の温室効果ガス濃度、海面水位、海洋貯熱量はいずれも史上最高を記録と発表

アメリカ海洋大気庁(NOAA)は年次報告書「世界の気候の状況」をまとめ、2022年の状況を報告した。
・CO2、メタン、一酸化二窒素の平均大気中濃度は、いずれも史上最高であった。CO2は417.1ppmで、2021年より2.4ppm上昇した。工業化前を50%上回る。メタンは2021年より14ppb上昇、工業化以前比165%増。一酸化二窒素は、2021年より1.3ppb上昇した。
・年平均気温は、史上6位以内の暑さで、熱波が西ヨーロッパ、中央・東アジア、海洋の58%を襲った。
・海洋貯熱量、平均海面水位はともに史上最高を記録した。海面水位は11年連続の更新で、1993年より101.2mm上昇した。
・北極は123年の観測史上5位の高温で、他地域より温暖化が加速する。例年9月に最小となる海氷面積は、43年の観測史上11番目に少なかった。年平均降水量は、1950年以降で3番目に多かった。
・北大西洋で発生したハリケーン「フィオナ」と「イアン」、南インド洋のサイクロン「バチライ」が大きな被害をもたらした。
【アメリカ海洋大気庁】

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