【国際機関】2023.04.26 発表
国際エネルギー機関(IEA)は、「世界電気自動車(EV)見通し2023」を発表した。
「見通し」は、2023年のEV販売台数は、1000万台超えを記録した2022年を35%上回ると予測する。新車販売数中のEVシェアは、2020年4%、2022年14%で2023年には18%となる。市場は中国、ヨーロッパ、アメリカに集中している。一位は中国で、2022年に世界のEV販売数の60%を占めた。ヨーロッパとアメリカも成長著しく、2022年にそれぞれ15%、55%販売数を伸ばした。2030年までに、中国、EU、アメリカにおける新車販売数中のEVシェアは平均60%まで増加する。EV増加は、蓄電池製造とサプライチェーンに波及効果をもたらす。「見通し」は、既発表の蓄電池製造プロジェクトは、今後の需要増に十分対応できると予測する。このほか2022年のインドとインドネシアのEV販売数は3倍増、タイでは倍増した。新興・途上国では、自動二輪・三輪車のEV化が乗用車に先行する。2022年にインドの自動三輪車販売数の半数はEVであった。
【国際エネルギー機関】
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