【国際機関】2022.07.18 発表
グリーン気候基金(GCF)は、ベナンの農村とガンビアの漁村における気候変動レジリエンスを強化するための6ヶ年プロジェクト(計6000万ドル規模)に対する融資を承認した。国連食糧農業機関(FAO)がこれらのプロジェクトを主導し、専門知識を提供する。GCFからは計3500万ドルの融資が行われるという。ベナンでは、中南部を流れるウエメ川流域を対象に、気候変動の影響に強い農業やアグロフォレストリーの拡充、土地や水の管理の改善などが計画されている(プロジェクト総額3500万ドル)。直接的には約33万の小規模農家が、間接的には流域の600万人が恩恵を受けると見込まれる。ガンビアでは、気候変動に強い水産養殖、マングローブ林の再生やカキの養殖による魚類生息地の回復、気候変動に強い小規模漁業インフラの構築などが計画されている(プロジェクト総額2500万ドル)。マングローブ林の再生によって約23万8519トンの炭素隔離効果が期待されるほか、直接的には約16万8000人が恩恵を受けると見込まれる。
【国連食糧農業機関】
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