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ローカルな問題「日本の取り組みは?」

自然環境

国土の約7割が森林という豊かな自然に恵まれた日本。一方、生活スタイルの変化や安価な外国産材の輸入などによって管理の放棄された森林が荒廃しています。
大規模開発等による自然破壊が、バブル崩壊や環境保全への関心の高まりなどで抑制される一方、人の関わりの中で保たれてきた自然環境の荒廃が身近にみられた生物の減少・絶滅につながっています。
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大気環境

わが国の大気環境は、工業地帯などで深刻化した公害問題を契機に対策が進められてきました。しかし、自動車交通の過密化などによって、大都市や幹線道路周辺などを中心に、依然深刻な状況に苦しむ人々も多い現状にあります。
大気汚染の主な原因が、工場の煙などから、一瞬で走り去る自動車に移り、その因果関係や賠償責任の所在が特定しづらくなってきています。
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水・土壌環境

わが国では、水質環境を人の健康と生活環境の保全の2通りについて監視・保全しています。近年産業排水などの規制強化によって改善されつつある一方で、私たちの日々の生活で出る生活排水が水質汚濁の主要な原因となっています。
一方、有害物質の投棄や流出、溶出等によって汚染される土壌や地下水は、汚染の実態を把握するのが困難です。
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エネルギー

エネルギーの利用によって、私たちの生活は便利になりました。しかし資源に乏しいわが国では、多くを輸入に頼っています。資源の有限性への配慮に加え、政治的情勢等によらず安定供給できる体制を築くことが求められています。
一方、エネルギー資源の採掘から利用、副生成物等の排出による環境破壊や汚染の問題等も顕在化しています。
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ごみ・リサイクル

大量に排出される廃棄物の処理や処分、管理の問題が各地で深刻化しています。資源循環型の社会をめざした動きも活発化してきて、わが国でもさまざまな施策がとられています。しかし、回収や再商品化が促進される一方で、生産・販売量や消費量が激増するなど、より抜本的な対策として、現在の消費型社会のあり方の見直しが求められます。
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健康・化学物質

近年、化学物質の健康への影響が社会的に大きな関心を集めています。しかし、その実態は不明確な点が多く、さらなる知見の集積が待たれます。一方で、生活の隅々にまで使われているさまざまな化学物質の有用性を考慮して、有害性の大小だけでなく、暴露量と毒性の大きさで評価するリスク管理が導入されるようになってきています。
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