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「わが社のエコレポ」バックナンバー

0012010.02.09UP宅配業界初!CO2排出オフセット100%達成

エコロジーとエコノミーを追求・新発想の宅配便

電動アシスト付き自転車が引いているリヤカーには定型の袋が100個積めます。
電動アシスト付き自転車が引いているリヤカーには定型の袋が100個積めます。

 最近、職場の近くで緑色のボックス型のリヤカーを引いた宅配屋さんを見かけることが増えてきました。東名阪地域限定で宅配サービスを行う「エコ配」の配送風景です。
 「日本全国、どこへでも、どんなものでも」があたり前になった宅配業界で、「地域限定、サイズ指定、料金一律330円(最大値引き適用で260円)」という新発想のサービスを提案しているのです。
 聞くと、宅配便の流通量の多くは東京・名古屋・大阪地域(東名阪)に集中しているのだとか。そこで、需要の多い地域で、荷物のサイズをそろえ、効率よく配送することで、低価格=エコノミーなサービスを実現したのです。

袋は40枚1セットで購入。袋に配送代金が含まれています。現在は同じサイズであればどんな袋でもOKで、その場合20円引きになります。
袋は40枚1セットで購入。袋に配送代金が含まれています。現在は同じサイズであればどんな袋でもOKで、その場合20円引きになります。

 けれども、エコ配のユニークな点はなんといってもCO2排出ゼロを実現したエコロジーの取り組みです。
 「物を運ぶ」のが仕事の宅配業はどこも、輸送時に排出するCO2を減らそうとさまざまな対策を行っているものの、なかなか100%は難しい。
 同社では、ひとりの配送員が配達するエリアを半径およそ1.71kmと縮小することで、電動アシスト付き自転車を使ったリヤカーでの配送を増やす工夫をしています。それでも出てしまうCO2対策として、クリーンエネルギーや植林などの事業に投資してCO2を相殺するカーボンオフセットを導入し、CO2排出分のオフセット100%を達成しているのです。

 ちなみに、小回りのきく電動アシスト付き自転車や軽自動車を使っているエコ配の1個あたりのCO2排出量は平均約244g(大手各社の平均は約380g/個)。シャワーを1分間出し続けたときの排出量は74gなので、その3倍強です。

CO2削減効果の見える化を

 今のところ“CO2排出削減”というキーワードには、多くのお客さんが反応してくれるとのこと。ただ、“CO2”だけではなく「コスト削減×CO2削減というかけ算が関心を引いている」と、エコ配社長の田中学さんは分析しています。エコ配を利用する企業は、料金面で経費を削減できるのはもちろん、輸送時のCO2ゼロを自社の環境取り組みとしてアピールできるので、二重の意味があるのですね。

配達個数に応じて削減量を計算してくれる『CO2削減証明書』
配達個数に応じて削減量を計算してくれる『CO2削減証明書』

 さらに2009年11月からは、エコ配の利用で、どのくらいCO2排出量が削減されたかを証明するCarbonPASS『CO2削減証明書』の発行サービスを無料で始めています。
 このサービスは中小企業にとって朗報。第三者評価を依頼してISO認証を取ることはコスト面などから難しく、自社独自の環境取り組みをなかなか数値化できない企業にとって、こうした「見える化」は、世の中にアピールできる貴重なツールとなるでしょう。

 「エコ配の知名度はまだまだなので、これからもエコの切り口で商品体系の工夫をしていきたい」と、田中さんは語ってくれました。

ワクワク感だいじに サービス業であることも忘れず

  田中さんは同時に、「環境に良い」「業界でもユニークなことをやっている」ということで自己満足に陥らず、「エコ」の軸はブレないようにしながらも、サービス業の基本は忘れずにいたいとのこと。
 エリアを拡大して欲しい、様々な大きさの荷物に対応して欲しい・・・などの希望にどう応えられるか。また、クルー(配送員)がしっかりした対応をすることで、お客さんに安心して荷物を預けていただける社員教育も大事ですね。

 「エコ配は、世の中で環境が気になる人が増えてきた今の時期にマッチした業態だと思います。とにかくこのサービスを提供しているということが楽しい。これをもっと世の中に知ってもらいたいというワクワク感があるんです。ワクワク感ってだいじですよね。」

エコ配の田中社長
エコ配の田中社長

 田中さんにエコ配のこれからについてお聞きしたところ、真っ先にこんな答えが返ってきました。

 サービス業としての企業努力をしながら、ワクワクするエコな事業のアイデアを考えていく。時代を切り拓くのは、こんな企業精神なのかもしれません。

 「周りにエコ配で働いていることをすごいねと言ってもらえて、社員がエコ配で働いていることを自慢できる会社を目指したいですね。」

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