【ドイツ】2026.08.10 発表
ドイツ連邦環境庁(UBA)は、国内で続く河川の低水位が水質に影響を及ぼし、微量汚染物質による負担を高める可能性があることを指摘する見解を公表した。
ドイツでは2026年7月末の時点で主要河川のすべてで低水位が確認され、多くの地域で極めて低い水位や流量を記録した。
8月に入り降雨による一時的な改善も見られたが、河川の水量が持続的に回復するまでには至っていない。
ドイツ連邦環境庁によると、低水位で懸念されるのが医薬品、農薬、殺生物剤、工業用化学物質などの微量汚染物質だとしている。
下水処理場からの放流水は大きく減らない一方、河川の水量が減るため、ドイツ連邦水文研究所(BfG)のモデル解析でも、微量汚染物質の濃度は低水位時に高くなることが示されている。
また、水温の上昇により水中の酸素量が減少し、低水位による流れの低下も酸素不足が起こり、汚染物質、高水温、酸素不足が同時に起こる「複合ストレス」により、生態系へのリスクが高まっているとしている。
ドイツ連邦環境庁は、微量汚染物質を希釈で抑えるだけでは限界があるとして、発生源での排出削減や、特に負荷の大きい地域での高度な下水処理を進める必要があると強調、さらに気候変動対策も、長期的に河川環境を守るために不可欠だとしている。
【ドイツ連邦環境庁】
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