【アメリカ】2025.01.15 発表
アメリカ農務省(USDA)は、気候変動に対応した営農法によるバイオ燃料原料作物生産を進めるため、生産に関連する温室効果ガス排出量を計量、報告、検証するための指針を定める暫定規則を発表した。
「暫定規則」は、バイオ燃料原料作物(トウモロコシ、大豆、ソルガム)を栽培し、排出削減・炭素隔離を実現する営農技術(省耕起・不耕起、カバークロップの活用、硝酸化成抑制剤の利用などによる肥培管理など)を採用する生産者を対象とし、農家段階の作物別炭素集約度の計量、トレーサビリティ・記録保存基準など加工・流通過程の管理基準、気候変動対応型農業の技術基準について定める。
あわせてUSDAは、「原料炭素集約度計算表」の試験版を発表した。生産者は作物、採用技術の別に情報を入力して、各自の作物別炭素集約度(gCO2e/bushel)を得る。今後、使用者の意見などを聞いて完成を目指す。
【アメリカ農務省】
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