【イギリス】2026.07.21 発表
イギリス気象庁は、海洋熱波が暴風雨を激化させるとするレディング大学との共同研究を紹介した。
2023年秋に欧州を襲ったストーム・バベット(Babet)について、当時北海で7週間継続していた海洋熱波の影響を検証した。
海水温は平年より0.8~1℃高く、そのため海面からの蒸発が増え、大気中の過剰な水分は大量の雨となって降り注いだ。
スコットランド東部では総量150~200mmの豪雨を記録した。
海洋熱波がなかった場合より5%多いと考えられる。
海洋熱波は、ストームの中心気圧も1~2ヘクトパスカル低下させた。
そのほか、北海に海洋熱波がなかった場合のシナリオと比較すると、河川流量は12~18%増加、潮位は20%上昇、沿岸部波力は9%強まり、被害も増大したという。
論文の著者は、排出削減なしには、イギリス近海は21世紀半ばに恒常的な海洋熱波状態となるとして、気候取組強化が必要だとする。
2026年夏期もイギリス近海は、記録的なカテゴリー4(extreme)の海洋熱波に襲われている。
大気の熱波も7月現在で3回に及ぶ。
【イギリス気象庁】
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