【ドイツ】2026.06.29 発表
ドイツ連邦環境庁(UBA)とフライブルク大学は共同プレスリリースで、医薬品に含まれる有機フッ素化合物(PFAS)は多くの場合、代替可能であるとの研究結果を公表した。
これはドイツ連邦環境庁の委託により、フライブルク大学が実施した研究結果に基づく見解であり、研究では、医薬品に含まれる有機フッ素化合物を含む有効成分について、その実態と代替可能性が整理された。
研究では、OECDの定義に基づきPFASに分類される 111種のヒト用医薬品有効成分と 28種の動物用医薬品有効成分が分析され、そのうちヒト用では 87%、動物用では 65%で既に同等の代替有効成分が存在しており、残りについても開発が進んでいることが分かった。
さらに、PFASは薬効そのものではなく、主に薬の安定性などを高める目的で使われており、環境中で分解されにくく、トリフルオロ酢酸(TFA)などの物質を生成しうる点を指摘している。
ただ、これらの医薬品は承認前に厳格な安全性評価が行われており、患者に対する直接的な健康リスクはないことも示している。
ドイツ連邦環境庁は、医療従事者が環境負荷の少ない薬を選びやすくするための指標へのデータ統合を進める方針を示しており、さらに欧州レベルでは、欧州化学品庁(ECHA)が有機フッ素化合物を規制する法案の評価を進めており、EU委員会は 2027年にも関連法案を提出する見通しとなっている。
【ドイツ連邦環境庁】
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