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[海外エコニュース一覧]

【国際機関】2025.10.12 発表

ボン条約、ジュゴン保護の強化を訴え

ボン条約(移動性野生動物種の保全に関する条約、CMS)は、国際自然保護連合(IUCN)の「世界自然保護会議」において、絶滅の恐れがある海洋哺乳動物ジュゴンの現状と保護の必要性に関する新たな報告書を公表した。

ジュゴンの個体数はオーストラリア、ペルシア湾では安定しているが、東アフリカ、東アジアなどで絶滅の危機にあるという。
ジュゴンが海草を食べる藻場は他の海洋種の採餌と繁殖の場でもあり、また海洋中の炭素の吸収が速く、気候変動緩和に高い効果を発揮する。

ジュゴンとその生息地の保護のために早急に必要な行動として、分布範囲のデータ改訂、海草保護回復計画への生息地地図の組み込み、海草のブルーカーボン価値の定量化などがあるという。
また政府、国際機関などに対し以下を求めている。

・国の生物多様性の戦略や行動計画におけるジュゴン保護の優先事項化
・海草の生息地の地図化と回復への投資
・地域での保護の枠組みの構築と実施の支援
・地域社会をベースとした保護活動の強化
・持続可能な漁業管理の推進
・データ収集と監視の強化

【ボン条約(移動性野生動物種の保全に関する条約)】

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