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【EU】2025.07.08 発表

欧州委員会、ペットボトルの再生材含有量の算定等に関するルール案を公表

欧州委員会は、使い捨てのプラスチック製飲料ボトルの再生材含有量について、データの算定・検証・報告に関する共通ルール案をまとめ、意見公募を開始した。

同案はケミカルリサイクルされた再生材も対象にしている。
採択されれば、メカニカルリサイクルが困難な場面でケミカルリサイクルの活用が可能になり、「使い捨てプラスチック指令」(SUPD)に掲げられた野心的なリサイクル目標(注)の達成に向けた取組を後押しすることになるという。

ルール案には、再生材含有量の算定における「燃料用途の除外」規定や第三者検証の義務も設けられている。

同委員会によると、ルールの制定により、算定に関する透明性を確保し、特定の技術に偏らないかたちで、関連産業にとっての公平な競争環境と投資の予見性を担保する狙いもある。

ケミカルリサイクルされた再生材の含有量に関するルールづくりは今回が初であり、今後、容器包装や自動車、繊維など他分野で同様のルールを定める際のモデルになるという。
同委員会は、2025年秋の最終ルール案採択を目指している。

(注)2025年までにポリエチレンテレフタレート(PET)製の使い捨て飲料ボトルの再生材含有率を25%に、2030年までにすべての使い捨てのプラスチック製飲料ボトルの再生材含有率を30%に引き上げる目標。

【欧州委員会】

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