容器包装

[ ヨウキホウソウ ]

解説

容器包装は、製品・原材料を密閉保存する工業包装と販売のための商業包装、これらを輸送運搬するための物流包装、さらに内容物の保護や表示に直接関係のないサービス包装に分けられる。

素材的には、木・皮・藁・紙・布・陶磁器・ガラス・金属などが用いられてきたが、20世紀後半期、物流手段が整備され、商品の多様化や販売様式の変化が進むと、容器包装の簡易化・軽量化やディスプレイ効果に対する要求が高まり、様々の形で急速にプラスチックや紙の利用が広まった。

容器包装は、購入や消費によって比較的短期間のうちにごみとして排出され、生活系廃棄物に占める割合は容積比で60%、重量比で20-30%に達しているといわれている。

80-90年代、自治体が管理する最終処分場の逼迫に対してもっとも影響が大きいと見られたのは、空容積の大きいびん、缶、ペットボトル等のワンウエー容器の増加であった。このためリサイクルを促進するため「容器包装リサイクル法」が制定された。

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