【EU】2025.06.04 発表
欧州環境庁(EEA)の速報値によると、2024年に欧州で新たに登録された乗用車とバンの平均CO2排出量は前年から微増となった(注)。
2024年の排出削減目標値をクリアしてはいるものの、2025年から適用される新たな目標値には大きく届かない。
より厳しい値が適用される前年に排出量が増加した例は過去にもあるという(2019年)。
EEAは、今回の排出増の主因として新規登録された電気自動車(EV)の比率低下を挙げる。
なお、EV比率が最も高い国は乗用車、バンともにノルウェーであった。
主なデータ(括弧内は2023年の値)は以下のとおり。
乗用車
新規登録台数:1,070万台(同じ)。
平均CO2排出量:106.8g/km(106.4g/km)
バッテリー式電気自動車(BEV)の比率:14.5%(15.5%)
プラグインハイブリッド車(PHEV)の比率:7.2%(8.1%)
バン
新規登録台数:130万台(120万台)
平均CO2排出量:185.4g/km(180.8g/km)
BEVの割合:6.4%(8.3%)
PHEVの割合:0.1%(同じ)
(注)統計対象はEU27ヶ国及びアイスランド、ノルウェー。2020年から2023年にかけては、新規登録の乗用車とバンの平均CO2排出量は着実かつ大幅に減少している。
【欧州環境庁】
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